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治安情勢について |
2月24日、学生達がワガドゥグ市中心部に位置する裁判所へ向かって,市内目抜き通りでデモ行進を行ったとの情報に接しましたところ、新聞で報道されている事件経緯をお知らせいたします。邦人皆様の生活に危険が及ぶ可能性は低いと思われますが,特にワガドゥグ市で生活されている方は,外出時の安全に十分注意を払ってください。 (1)19日、クドゥグ市の男子大学生(ジュスタン・ゾンゴ。昨年12月中旬に女子学生を巡って警官に暴行され重傷を負った)が死亡した。 (2)22日、警官による暴行が原因で殺害されたことが濃厚であるにも関わらず、髄膜炎で死亡したと公的に発表された(20日)ことへの抗議から、クドゥグ市で学生を中心としたデモが発生し、タイヤを燃やす等の抗議活動を行ったため,治安部隊と学生の間で衝突が行った。これにより多数の怪我人が発生し,ブルキナファソ政府は緊急閣議を開いた。 (3)23日、早朝よりクドゥグ市内各所にデモ隊が集結し,デモ隊はジュスタン・ゾンゴの死に関するメッセージを県知事に直接手渡すことを要求した。県知事は検事、副知事、警察、憲兵隊等と共に高校前広場で学生達と会い手紙を受け取ったが、学生達は県知事達に向け投石を開始。これに対し治安部隊は催涙ガス弾で応戦。学生達は治安部隊が実弾射撃も行ったと主張している。抗争は昼過ぎまで続き,尖鋭化した学生達は県庁舎や車を焼き討ちし,15時30分にはワガドゥグから治安部隊が応援に駆けつけたが,その後も騒動は夕方まで収まらなかった。学生側死者2名,治安部隊にも怪我人多数。学生達は県知事の辞任及び、ジュスタン・ゾンゴを殺害した警官に対する厳正な法の裁きを求めている。 (4)24日朝、クドゥグの学生に呼応し、首都ワガドゥグの学生がデモ行進を行った。
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