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治安情勢について その28


 
 在留邦人の皆様へ(本情報は在留届等に記載されたメールアドレスにも送信されています)  

 当地治安情勢に関し、以下のとおりお知らせいたします。

 24日(火)、ティアオ首相、ウエドラオゴ中高等教育相、ベンベンバ財務・経済相は、中等教育機関教員労組代表との中高等教育機関教員の待遇改善等に関する協議を行い、中高校生代表と会談したところ、報道等取り纏めは以下のとおりです。なお、教員労組の要求はほぼ聞き入れられ、授業は遅くとも来週初め30日から再開される見通しとなりました。

1.中等教育機関教員労組代表との協議
(1)教員労組代表は協議後のインタビューで、協議は終結していないが、前進があったと述べた。具体的には以下の4点。
 ア.教員の各種手当て増額
 原則合意し、実施にあたっての技術的側面を検討。中高等教育相は、緊急対策案で示された質・量の両面での改善を実現するとの首相の約束を強調した。

イ.昇給
 労組側は、政府の公務員全般にわたる昇給の実現の公約を信じていると述べた。

ウ.教育参与(conseiller pedagogique)の給与体系改正
 首相は、労組側の主張の正当性を認め、直ちに新たな給与体系の作成を指示した。

エ.学級あたりの過剰な生徒数の改善
 両者は長期的に対応する必要があるとの認識を共有。どのように学級当り生徒数削減を実現できるかを政府側が真剣に検討することを期待。

(2)政府側は25日(水)からの授業再開を要請したが、労組側は政府の正式な提案は26日(木)となるであろうことから、「この提示を組合代表で議論し正式に決定したい、遅くとも来週30日(月)には授業を再開可能である」と述べた。

2.首相他と中高校生代表との会談
 (1)中等教育機関教員労組代表との協議終了後、首相は生徒代表と会談し、遅くとも30日(月)には授業再開となること、ジュスタン=ゾンゴ(警察官から暴行を受けたクドゥグ市の学生。同人の死因が病死であると発表されたことが今次社会騒動の発端となった)の裁判は遅くとも7月15日には開始されることを伝えた。

 (2)生徒代表は授業再開、ジュスタン=ゾンゴの裁判の開始発表につき満足していると述べた。他方、23日(月)のデモで中高等教育省の機材(机、椅子など)を焼き払ったのは生徒達ではなく、デモに紛れ込んだ不届き者の仕業であると述べた。

3.教員・生徒の地方でのデモ等
  24日(火)、ワイグヤ市、クドゥグ市、ガウア市等の地方都市でも待遇改善のための教員の座り込み、生徒のデモ活動があり、ガウア市では生徒が与党CDP事務所を焼き討ち、大統領滞在用住居で略奪を行った他,ワイグヤ市では負傷者が2名出た模様。