在留邦人の皆様へ(本情報は在留届等に記載されたメールアドレスにも送信されています)
1.ティアオ新首相が今次社会危機解決のため4月28日に発表した緊急対策の進歩状況につき,以下のとおりお知らせします。
●4日の閣議で,緊急対策案の「所得税の10%減税」及び「共同体開発税(Taxe de developpemnt communal地方自治体の
開発予算を捻出するための車両税)の廃止」に関する法案が閣議決定された。早期に国会で審議され可決される見込み(今次
国会会期は5月27日まで)である。
●同時に,援助国に追加的財政支援を要請するために,各省・地方自治体・国営企業の財政支援の必要額と優先順を検討する
チームの結成に関する報告が閣議決定された。
2.物価高抑制のための関係者の会議の他、専門省庁との意見吸い上げ始まっているところ、概要以下のとおりです。
●森林官との対話(29日)
(1)森林官(保護林,国立公園のパトロール,違法狩猟・開発の取り締まりが主な業務)の要望
老朽化した職場・官舎の改修,最適な活動を実現する管理料収入書書類や諸手当の不十分さ,現場に行くための車両の不足,
危険手当などの増額,係争中の裁判の迅速化。
(2)環境・持続可能な開発相の対応
要望を検討。関係者代表を集めた協議会の開催を提案。
●税関職員との対話(5日)
(1)税関吏の要望
給与増,殉職税関吏の裁判早期実施と殉職手当の支給。職場の環境改善。税務学校の改修。税関係員(最下級)のカテゴリー
の廃止とアシスタント職の創設。約束だけではなく実現を要望。また定期的に同様の対話実施を希望。
(2)財務・経済相対応
対話の目的は,税関吏の現状・要求を把握し,要求への回答を準備するため。下級官吏とインスペクター以上に分けヒアリング
を実施。税関吏は国庫収入増に貢献していることを評価。殉職税官吏の裁判については税関労組,税関幹部,裁判所関係者
との協議を来週にも行い早期解決を提案。税関組織の構造的な問題も議論する必要あり。
3.5日(木)朝,ワガドゥグ市の教育省前で学生数百人によるデモが行われたが,平和裏に終了した。また,前日4日にも,ワイグヤ市
でも同規模のデモが発生し,同市の主要道路を封鎖した他,48時間のストライキを行う旨発表。いずれも,ジュスタン=ゾンゴ死亡
事件,及び,先週のワガドゥグ市での警察による威嚇発砲の流れ弾により,11歳の男子学生が死亡した事件の真相を明らかにする
ことを求めたものである。
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