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治安情勢について その23


 
 在留邦人の皆様へ(本情報は在留届等に記載されたメールアドレスにも送信されています)  

1.ティアオ新首相が今次社会危機解決のため4月28日に発表した緊急対策の進歩状況につき,以下のとおりお知らせします。

●全国土地開発区画整備事業
6日(金),国土行政省はセラフィーヌ=ウエドラオゴ・ワガドゥグ市ブルミウグ区長を当面3ヶ月間停職処分にする旨発表した。本件は,緊急対策で発表された「全国土地開発区画整備事業の中止」に関わるもので,国土行政省は同区長による不正がなかったかにつき調査を開始した。新聞(非政府系)報道によると,ブルミウグ区の土地開発区画整備については頻繁に抗議の文書やデモが行われていた模様。区長の決定は市幹部(ワガドゥグ市長はシモン=コンパオレ与党CDP事務局長)の承認または保護があったはずであり,同区長だけで収まるのか,他の区長,更にはワガドゥグ市幹部へ波及するかが注目されると述べている。

●中高等教育大臣の学生・生徒との対話
(1)5日(木),アルベール=ウエドラオゴ中高等教育大臣はクドゥグ市に赴き,学生・生徒・学校関係者との対話集会を開催した。学生・生徒からは教育環境の改善,学校職員からは職場環境の改善の要望がなされた。中高等教育大臣は,今次会合はお互いを理解するために開催したものであり,ジュスタン=ゾンゴ事件の裁判は迅速に行われること,正義を追求しつつも許すことを知るべきことを説き,授業に戻るように要請,学生・生徒からの要望は検討する旨述べた。

(2)6日(金),首都ワガドゥグ市でも学生・生徒を集め同様の集会を行い,学生・生徒・学校関係者からの要望を聴取し,クドゥグの会議と同趣旨の説明を行った。

2.6日(金)朝4時頃,ブルキナファソ人約70名を乗せたバスが,首都ワガドゥグ市からロメ市(トーゴ)へ向かう途中で横転し,最新の報道によると28名が死亡,40数名が負傷した。事故の詳細は明らかになっていないが,バスは工事中の橋に設けられていたスピード抑止帯(dos d’âne(Speed bump))に高速で進入したために,横転した模様である。

3.ブルキナファソ全土で平穏が保たれており,威嚇発砲・暴動等が発生したとの情報はない。