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治安情勢について その34


 
 在留邦人の皆様へ (今回より,ホームページのみでの情報発信となります。邦人メールには送信していません。)

 4日(金)、ボボデュラッソ市の軍不満兵士の威嚇発砲・略奪を鎮圧するため、ボボデュラッソに派遣された大統領府治安部隊(RSP)が、落下傘コモンド部隊及び憲兵隊の支援を受けつつ、不満兵士と交戦し、鎮圧した旨報道されているところ、当地報道は以下のとおり。

1.大統領府治安部隊高官によると、3日(木)に開始された、ボボデュラッソの不満兵士を鎮圧する作戦は、同日午後には終了した模様。大統領治安部隊はボボデュラッソ軍キャンプを制圧し、50人程度の不満兵士を捕捉、引き続き武器や不満兵士による盗品の回収に当たっている他、逃走したと目される不満兵士の捜索に当たっている。ボボデュラッソ市民によると、3日午前は重・軽火器の音が鳴り響いていたが、現在は銃声は聞かれず落ち着いている。また、火曜日以降の軍不満兵士達による略奪被害を憲兵隊が引き続き取りまとめているとのこと。

2.病院筋による情報では、この2日間で、軍人9名、市民約50名の怪我人が発生。内、若い女性が2人重傷。

3.4日(金)、ジェローム・ブグマ国土行政・分権化・治安大臣及びナベレ・オノレ・トラオレ参謀総長は、今次作戦において、少なくとも兵士6人及び流れ弾による少女1人の計7人が死亡したと発表。死亡した兵士全員が不満兵士であるかどうかについては言及を避けた。ジェローム・トラオレ法務・人権促進・国璽尚大臣は市民25人及び兵士8人が負傷、不満兵士57人が逮捕された旨発表した。

4.大統領府治安部隊は引き続き、ボボデュラッソでの治安維持にあたっている。夜間外出禁止令も引き続き継続されている。3月から始まった一連の軍兵士による騒擾を、初めてブレーズ・コンパオレ大統領体制が武力鎮圧した。