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治安情勢について その35


 
 在留邦人の皆様へ

 6日、当地報道振りにつき,以下のとおりです。

1.6日、暴動に携わったとして逮捕された不満兵士は93人。ブルキナファソ軍は引き続き逃走中の不満兵士の捜索及び武器の
  回収に当たっている。ジルベール・ディエンデレ大統領特別参謀長によると、軍キャンプの中に武器が隠されていた上に、武器
  を積んだ逃走車両を発見・押収したとのこと。同参謀長は、軍キャンプ及び民家を一軒一軒捜索している、軍キャンプの安全を
  完全に確保し次第、対象となる区画を定め、立ち入り禁止にすると述べた。また、政府は、略奪された商品や食糧が既に市場
  に出回っていることは確かだとした上で、特にコメに関しては、今次作戦による消火剤等の影響により汚染されている可能性が
  高いとして、市民に略奪品を購入しないように呼びかけている。なお、夜間外出禁止令は夜9時から朝5時までに短縮された。

2.ジェローム・ブグマ国土行政・分権化・治安大臣をヘッドとし、ジェローム・トラオレ法務・人権促進・国璽尚大臣、スンガロ・ワタラ
  公務・労働・社会保障大臣、クレマンス・トラオレ社会行動・国民連帯大臣等から構成される政府ミッションが、ボボデュラッソを
  訪問し、宗教指導者や被害者家族を訪問した。同ミッションはコンパオレ大統領の指示により、現況調査を目的としている。

3.今次鎮圧作戦の迫撃砲の使用等による、軍キャンプ施設や食糧(コメ520トン)の消失や暴動を引き起こした兵士による軍キャ
  ンプ施設の焼き討ち等による被害総額は、10億FCFA(約2億円)以上に上ると見られている。