在留邦人の皆様へ
20日、当地報道振りは以下のとおりです。
1.ブルキナファソ砂糖会社(SN-SOSUCO)問題
17日、SN-SOSUCO社の労働者達は、労働組合や市民社会団体の協力を得、バンフォラ市を中心に大々的なデモ行進を行った。デモ隊は、SN-SOSUCO社による2ヶ月間の工場閉鎖に対して反対している他、派遣会社を通じた雇用形態の見直しを訴えている。また、デモ参加者達は、労働者を食い物にしている地方及び国と民間企業との共謀を糾弾し、「閣議の長」へ当てられた手紙を群知事に手渡した。デモ行進により、バンフォラ市のほぼ全ての商店やガソリンスタンドが閉鎖された。警察発表では、デモ参加者は1千人以上。
2.警察官2名への5年の禁固刑言い渡し
17日、昨年7月に一人の若者を撲殺した罪に問われていた2名の警察官に対し、禁固5年の刑が下った。政府関係者は本判決を「不処罰への対応の強化」と評価している。昨年7月、ブルキナファソ南西部の都市ガウア市にて、マリファナ所持の容疑で職務質問をされた23歳の若者が、3名の警察官に撲殺されるという事件が発生した。右事件は市民の反発を呼び、デモや暴動に発展。政府は、憲兵隊や軍を動員し、実弾をもって暴動を鎮圧した結果、子供1名を含む市民2名が死亡。事態を収束するために、混乱の原因となった3名の警察官は逮捕・拘禁されていた。3名中1名は釈放されている。
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