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平成26年度対ブルキナファソ一般プロジェクト無償資金協力 「カヤ初等教員養成校建設計画」
交換公文署名式


  

  2014年8月21日,ブルキナファソ外務省・域内協力省にて,平成26年度対ブルキナファソ一般プロジェクト無償資金協力「カヤ初等教員養成校建設計画」交換公文署名式が開催され,ブルキナファソ政府からバソレ外務・域内協力大臣が,日本政府を代表して二石昌人大使が署名しました。

ブルキナファソでは児童の就学促進や教育の質の改善を目的として2007年に教育基本法が改正され,この中で6歳から16歳までを対象とした前後期からなる初等教育を義務教育とし無償化することになりました。これに伴い,ブルキナファソでは初等教員の養成が急がれており,国内各地方に教員養成校の設置が進められていますが,本事業の対象地である中央北部地方は人口が集中している地域にも関わらず,教員養成校が存在しません。
日本はこうした状況を受け,中央北部地方の中心都市であるカヤ市(首都ワガドゥグから北東約100キロ)に国立教員養成校を建設し,基礎教育教員の質的・量的な改善を図ります。

式典において,バソレ外務・域内協力大臣は,ブルキナファソ政府及び同国民から,長年に渡る日本政府及び同国民による絶え間ない心遣いに対して感謝の意を表しました。また,バソレ大臣は,本計画により,教育部門におけるブルキナファソの能力が向上することが望まれる旨述べました。

二石大使からは,全ての人にとって基本的な権利であり,平和で安定した世の中を建設する上で基礎となる教育の重要性を強調しました。また二石大使は,ミレニアム開発目標を達成するには,今後も取り組むべき挑戦が数多く多岐にわたることから,更なるブルキナファソの努力と両国の協力が必要であると述べました。

【案件概要】
・事業名:平成26年度対ブルキナファソ一般プロジェクト無償資金協力「カヤ初等教員養成校建設計画」
・資金供与限度額:16億7,100万円

式典中,公文を交換し握手する二石大使(写真左)及び
バソレ外務・域内協力大臣(写真中央右)

式典中,スピーチを行う二石大使(写真左)及び同スピー
チに聴き入るバソレ外務・域内協力大臣(写真右)