平成27年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「中央北部地方ナメンテンガ県ゼゲデゲン市4ケ村井戸建設計画」署名式
平成28年3月31日
2016年3月9日，在ブルキナファソ日本国大使館にて，ダビルグ・エサイ・ブルキナファソ社会経済促進基金プロジェクト責任者と二石大使の間で，平成27年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「中央北部地方ナメンテンガ県ゼゲデゲン市4ケ村井戸建設計画」にかかる贈与契約の署名式が行われ，裨益村の住民たちが参加しました。
ブルキナファソにおいて安全な水を利用できる人々の割合は，都市圏では80.0％ですが村落部では58.5％と依然低水準にあります（2013年，ブルキナファソ政府）。村落部では，河川や水溜りの水を調理用水や飲料水として利用する住民が多く，水因性疾患を発症する要因となっています。
今回，日本がブルキナファソ社会経済促進基金を支援し，中央北部地方ナメンテンガ県ゼゲデゲン市4ケ村（ティクンディ，コソディン，ゼゲ・プル，ピッシ）において深井戸を1基ずつ建設することにより，対象地域の住民約9，800人に安全な水が供給されます。これにより住民の水因性疾患が減少し，対象地域における農業・畜産の生産性が向上するだけでなく，女性の社会活動（教育，農業，商業）が促進されるなど，対象地域の生活の向上が期待されます。
式典で，二石大使は，飲料水へのアクセスの問題は国の持続的な経済社会開発における大きな障壁となっているが，飲み水は人間の安全保障にとって必要不可欠であり，日本政府は飲料水の需要を満たすあらゆるイニシアティブは支援されるべきであると考えており，この観点から，今回ブルキナファソ社会経済促進基金を支援した旨説明しました。また，二石大使は，日本政府は1992年以降，政府に対する無償資金協力やNGO等に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力により多くの井戸を建設しており，その総数は建設中のものも含めると1101に上るとし，日本政府による飲料水へのアクセス分野における支援を強調しました。
ダビルグ・エサイ・ブルキナファソ社会経済促進基金プロジェクト責任者は，今回の支援は非常に人道的なものであり，これにより生活に必要な飲み水へのアクセスが容易となり，水因性の病気が減少するほか，女性たちの水くみという増益にかかる時間が短縮され，地元住民は貧窮のステージから持続的発展のステージへの移行が可能になる旨述べました。また，同責任者からは，今回の支援は日本による思いやりと連帯の行為であるとして，日本政府及び日本国民に対して，繰り返し感謝の意が表されました。
【案件概要】
・事業名：平成27年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「中央北部地方ナメンテンガ県ゼゲデゲン市4ケ村井戸建設計画」
・被供与団体：ブルキナファソ社会経済促進基金
・プロジェクトサイト：中央北部地方ナメンテンガ県ゼゲデゲン市4ケ村（ティクンディ，コソディン，ゼゲ・プル，ピッシ）
・供与限度額：38,648ユーロ （5,410,720円）
ブルキナファソにおいて安全な水を利用できる人々の割合は，都市圏では80.0％ですが村落部では58.5％と依然低水準にあります（2013年，ブルキナファソ政府）。村落部では，河川や水溜りの水を調理用水や飲料水として利用する住民が多く，水因性疾患を発症する要因となっています。
今回，日本がブルキナファソ社会経済促進基金を支援し，中央北部地方ナメンテンガ県ゼゲデゲン市4ケ村（ティクンディ，コソディン，ゼゲ・プル，ピッシ）において深井戸を1基ずつ建設することにより，対象地域の住民約9，800人に安全な水が供給されます。これにより住民の水因性疾患が減少し，対象地域における農業・畜産の生産性が向上するだけでなく，女性の社会活動（教育，農業，商業）が促進されるなど，対象地域の生活の向上が期待されます。
式典で，二石大使は，飲料水へのアクセスの問題は国の持続的な経済社会開発における大きな障壁となっているが，飲み水は人間の安全保障にとって必要不可欠であり，日本政府は飲料水の需要を満たすあらゆるイニシアティブは支援されるべきであると考えており，この観点から，今回ブルキナファソ社会経済促進基金を支援した旨説明しました。また，二石大使は，日本政府は1992年以降，政府に対する無償資金協力やNGO等に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力により多くの井戸を建設しており，その総数は建設中のものも含めると1101に上るとし，日本政府による飲料水へのアクセス分野における支援を強調しました。
ダビルグ・エサイ・ブルキナファソ社会経済促進基金プロジェクト責任者は，今回の支援は非常に人道的なものであり，これにより生活に必要な飲み水へのアクセスが容易となり，水因性の病気が減少するほか，女性たちの水くみという増益にかかる時間が短縮され，地元住民は貧窮のステージから持続的発展のステージへの移行が可能になる旨述べました。また，同責任者からは，今回の支援は日本による思いやりと連帯の行為であるとして，日本政府及び日本国民に対して，繰り返し感謝の意が表されました。
【案件概要】
・事業名：平成27年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「中央北部地方ナメンテンガ県ゼゲデゲン市4ケ村井戸建設計画」
・被供与団体：ブルキナファソ社会経済促進基金
・プロジェクトサイト：中央北部地方ナメンテンガ県ゼゲデゲン市4ケ村（ティクンディ，コソディン，ゼゲ・プル，ピッシ）
・供与限度額：38,648ユーロ （5,410,720円）
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| 贈与契約署名後握手を交わす二石大使（写真手前）とダビルグ・エサイ・ブルキナファソ社会経済促進基金プロジェクト責任者（写真奥） | 集合写真 |