ブルキナファソ月報(2023年7月)
令和5年8月9日
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【外政・協力】
・25日、トラオレ暫定大統領は、第2回ロシア・アフリカサミットに出席するため、当地を出発し、27日開会式に出席した。
・28日、トラオレ暫定大統領は、ロシア・アフリカサミットのマージンにおいて、ゼレンツォヴァ(Larisa ZELENTSOVA)BRICSアライアンス議長を始めとする代表団とワーキングセッションを実施した。医療、保健、教育に関する協議が行われ、同議長は、BRICSがブルキナファソに医療施設を建設する意向があることを述べた。そのほか、マージンにおいて、トゥアデラ・中央アフリカ大統領やゴイタ・マリ暫定大統領、クヤテ・ギニア外務大臣らと二国間会談を行い、二国間協力関係を強化した。
・29日、トラオレ暫定大統領はプーチン大統領とワーキングセッションを開催し、在ブルキナファソ・ロシア大使館の再開やブルキナファソに原発を建設する意向について表明した。
【治安】
・26日、ニジェールでバズム大統領が軍に拘束される事案が発生した。
・30日、ECOWAS及びUEMOA臨時首脳会合において、ニジェールに対する経済制裁の決定と軍事介入の可能性が協議された。
・31日、マリとブルキナファソは共同コミュニケをもって、ニジェール国民に連帯を表明し、ニジェールに対する軍事介入は両国に対する宣戦布告と見なし、ECOWAS脱退にも至りうることを示唆した。
【内政】
・3日から4日にかけて、キエレム首相は、ボボ・デュラッソで開催された第5回官民共同対話(CODESP)に出席した。同会合において、商工会議所及び民間部門は、平和に向けた愛国支援基金としてこれまでに約5億6700万FCFAを寄付したことを発表した。
・20日から、テロとの戦いを支援するため、暫定政府による電話サービス、民法テレビの受信契約、割当て地以外の土地の売却に対する課税が開始された。
・25日、閣議において、2015年6月26日付鉱山業に関する法規が改正され、地方開発のための鉱業資金の一部を愛国支援基金に充てることが全会一致で採択された。
【外政・協力】
・6日、ルアンバ外務大臣は、ワガドゥグ空港でクラヴィーニョ(Joao Gomes CRAVINHO)ポルトガル外務大臣を歓迎し、二国間協力メカニズムについて協議した。ポルトガル外務大臣は、治安対策における対ブルキナファソ支援の方法を見出すため、また開発支援を実施するために当地を訪問したと述べた。
・6日、閣議が開催され、フランス総領事(数か月前からすでに当地に着任済み)、新たに着任予定の当地ドイツ大使および当地インド大使に対するアグレマンが下りた。
・7日、シャン(Lu SHAN)中国大使は、ソルゴ(Adama Luc SORGHO)インフラ大臣を表敬訪問し、両国のインフラプロジェクトに関し意見交換を行った。ソルゴ大臣は、中国に対し、コロナウイルス蔓延のため中断していた国道11号線バンフォラ(Banfora)=ガウア(Gaoua)間のアスファルト舗装プロジェクトにかかる資金調達および工事プロセスを再開するために必要な措置を講じることを求めた。また、同大臣は、ヤムスクロ=ワガドゥグ間高速道路建設プロジェクトのうち、中国の国有建設会社が担当するワガドゥグ=ボボ・デュラッソ間の契約を早急に締結するよう要請した。
・10日、サルティコフ(Alexey SALTYKOV)ロシア大使は、ルアンバ外務大臣を表敬し、人道、安全保障、国防分野における二国間協力や7月末のロシア・アフリカサミットの準備等につき意見交換を行った。
・11日から13日にかけて、ルアンバ外務大臣はアブダビを訪問し、アール・ナヒヤーン(Sheikh Shakhbout Bin Nahyan ALNAHYAN)首長を表敬、ブルキナファソの現状や暫定政府の取り組み、二国間協力等に関して意見交換を行った。
・13日から18日にかけて、ニューヨークで開催された「持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラム」にルアンバ外務大臣が出席し、マージンでスペハー(Elizabeth SPEHAR)平和構築支援担当事務次長やタランコ(Oscar Fernandez TARANCO)開発調整担当事務総長を始め、国連の人道関係機関と会談を行った。
・14日、ロシアの連邦立法議会(ドゥーマ)の議員代表団が当地を訪問し、キエレム首相を表敬、二国間協力関係について意見交換を行った。また、同代表団は、7月末にサンクトペテルブルクで開催されるロシア・アフリカサミットにつき、ブルキナファソからの出席を期待した。
・18日、アブジャにおいて、ティヌブ(Bola Ahmed TINUBU)ナイジェリア大統領/現ECOWAS議長の下、タスクフォース首脳会合(トロイカ+1サミット)が開催され、域内の政治・治安情勢に関する多くの問題について協議が行われた。同サミットでは、マリ、ギニア及びブルキナファソの民政移管の状況について精査し、最高レベルで当該3か国を改めて関与させることを決定した。このため、タロン・ベナン大統領がトロイカを代表して当該3か国を訪問して協議する予定。
・19日、閣議が開催され、新たに着任予定の当地EU代大使、当地米国大使および当地チャド大使に対するアグレマンが下りた。
・19日から23日にかけて、キエレム首相はニカラグアを公式訪問した。同首相は、滞在中、オルテガ(Daniel ORTEGA)大統領が主催したサンディニスタ革命の44周年記念式典に出席したほか、ポラス(Gustavo PORRAS)国民議会議長やモンカダ外務大臣らとハイレベル会談を行い、様々な分野における合意を締結した。
・20日、シディベ都市計画大臣及びソメ人道活動大臣出席の下、EUとUN-Habitatによる国内避難民(IDP)の住居建設プロジェクトの完工式典がカヤ(Kaya)で開催された。同プロジェクト(約10億FCFA)により、カヤ周辺のコミューンに312の住居が建設された。
・23日、ルアンバ外務大臣は、AU平和・安全保障理事会のミッションとともにワーキングセッションに出席した。同ミッションはブルキナファソにおける治安、人道、開発状況につきフォローすることを目的としている。
【経済・社会・文化】
・6日から7日にかけて、第1回在外ブルキナファソ人起業家フォーラムがワガドゥグ市内で開催され、同機会に当地を訪問した代表団は、ルアンバ外務大臣を表敬し、対ブルキナファソ投資等につき意見交換を行った。
・10日、ビジネスメディアMines Actuが発表したところによれば、2023年上半期、ブルキナファソでは12社の鉱山会社により27,396トンの金が採掘された。同採掘量は、2022年同時期と比較すると9.91%減少した。
・10日、ルアンバ外務大臣は、在外ブルキナファソ人から集まったテロとの戦いに対する平和基金(4,200万FCFA超)及び食料等を受け取った。
・12日、サヴァドゴ(Mahamadi SAVADOGO)当地商工会議所会頭は、ファギヒ(Mojtaba FAGHIHI)イラン大使を表敬し、両国間の経済貿易協力の強化について意見交換を行った。
・22日、トラオレ暫定大統領は、テロとの戦いで殉職したボランティア兵(VDP)の遺族らを訪問し、殉職者の活躍を称え、遺族を激励した。
【治安】
・1日、ワガドゥグ市内のナシオン広場(Place de la Nation)においてトラオレ暫定政府を支持するデモが開催された。
・5日、トラオレ暫定大統領は、国防・安全保障に関する国際見本市(SYSDEF)に出席した。同見本市には、アフリカ、ヨーロッパ、アジアから15社が参加した他、各国の軍事関係者も出席した。
・5日早朝、ソルガ(Sorgha(ニャニャ県:Gnagna))が武装集団に襲撃された。同襲撃により家、穀物庫が放火され、住民15人以上が死亡、複数人が誘拐された。
・7日、ブルキナファソの北部と西部、ジハード主義者と推測される2件の襲撃があり、ボランティア兵(VDP)20人を含む少なくとも22人が死亡した。また、同日、ブールサ(Boulsa(ナメンテンガ県:Namentenga))近郊のコグサブロゴ(Kogsablogo)村がテロリストにより襲撃され、VDP16人が殺害され、少なくとも2人の市民が死亡し、2人が負傷した。
・12日、ファダ(Fada(グルマ県:Gourma))から20kmはなれたタグ(Tagou)村がテロリストに襲撃され、少なくとも3人のVDPを含む20人以上が死亡した。
・12日、ドリ(Dori)からアルビンダ(Arbinda)に向けて出発した物資輸送車列が、テロリストの待ち伏せ攻撃を受けた。攻撃は、ボンボファ(Bonbofa(ウダラン県:Oudalan))とゴルガジ(Gorgadji)間で行われ16人が死亡、約20台のトラックが同所に置き去りにされ、他のトラックは行方不明となった。
・16日、14日に国道14号線上ヌナ(Nouna)=デドゥグ(Dedougou)間にあるレクイ(Lekuy)村付近で武装集団に誘拐された18人の人質が解放されたことが報じられた。
・18日、テロリストがウガル(Ougarou(グルマ県:Gourma))を襲撃するもFDSが反撃し少なくとも60人のテロリストが無力化された。
・19日、治安筋が発表したところによれば、東部地方ウガルー(Ougarou)及びパルティアガ(Partiaga)で約60人のテロリストが掃討された。
・26日夜、中北部地方、特にティカレ(Tikare(バム県:Bam))のゴアンガ(Goanga)村からデンギルガ(Denguilga)村において、約50人のテロリストを空軍が追跡し、無力化した。
・27日朝、約100人のテロリストが、コンピエンガ(Kompienga(コンピエンガ県:Kompienga))のVDPの拠点を攻撃したが、VDPとFDSの連携により、約20人のテロリストが無力化された。
・28日夜、武装集団が、パデマ(Padema(フエ県:Houet))村から20キロほど離れたソマ(Soma)村を襲撃し、2人の村民を殺害した。また、同襲撃から川へ避難した24人が遺体で発見され、そのほとんどが子供であった。
・31日深夜から翌未明にかけて、ワガドゥグ市内の空軍基地に近づこうとした不審者に対し、威嚇射撃が行われた。
【日本との関係】
・20日、日本の見返り資金で建設した高等通信評議会(CSC)のワイグヤ(Ouahigouya)地域事務所の落成式が同市で開催され、バモゴ(Abdoulazize BAMOGO)CSC委員長が出席した。
・29日、加藤大使は、野球・ソフトボール連盟主催の全国大会決勝戦と中日ドラゴンズから寄贈された野球用具の引渡し式に出席した。
・30日、加藤大使は、空手道連盟主催の型・組手各部門の全国大会決勝戦に出席した。
【外政・協力】
・25日、トラオレ暫定大統領は、第2回ロシア・アフリカサミットに出席するため、当地を出発し、27日開会式に出席した。
・28日、トラオレ暫定大統領は、ロシア・アフリカサミットのマージンにおいて、ゼレンツォヴァ(Larisa ZELENTSOVA)BRICSアライアンス議長を始めとする代表団とワーキングセッションを実施した。医療、保健、教育に関する協議が行われ、同議長は、BRICSがブルキナファソに医療施設を建設する意向があることを述べた。そのほか、マージンにおいて、トゥアデラ・中央アフリカ大統領やゴイタ・マリ暫定大統領、クヤテ・ギニア外務大臣らと二国間会談を行い、二国間協力関係を強化した。
・29日、トラオレ暫定大統領はプーチン大統領とワーキングセッションを開催し、在ブルキナファソ・ロシア大使館の再開やブルキナファソに原発を建設する意向について表明した。
【治安】
・26日、ニジェールでバズム大統領が軍に拘束される事案が発生した。
・30日、ECOWAS及びUEMOA臨時首脳会合において、ニジェールに対する経済制裁の決定と軍事介入の可能性が協議された。
・31日、マリとブルキナファソは共同コミュニケをもって、ニジェール国民に連帯を表明し、ニジェールに対する軍事介入は両国に対する宣戦布告と見なし、ECOWAS脱退にも至りうることを示唆した。
【内政】
・3日から4日にかけて、キエレム首相は、ボボ・デュラッソで開催された第5回官民共同対話(CODESP)に出席した。同会合において、商工会議所及び民間部門は、平和に向けた愛国支援基金としてこれまでに約5億6700万FCFAを寄付したことを発表した。
・20日から、テロとの戦いを支援するため、暫定政府による電話サービス、民法テレビの受信契約、割当て地以外の土地の売却に対する課税が開始された。
・25日、閣議において、2015年6月26日付鉱山業に関する法規が改正され、地方開発のための鉱業資金の一部を愛国支援基金に充てることが全会一致で採択された。
【外政・協力】
・6日、ルアンバ外務大臣は、ワガドゥグ空港でクラヴィーニョ(Joao Gomes CRAVINHO)ポルトガル外務大臣を歓迎し、二国間協力メカニズムについて協議した。ポルトガル外務大臣は、治安対策における対ブルキナファソ支援の方法を見出すため、また開発支援を実施するために当地を訪問したと述べた。
・6日、閣議が開催され、フランス総領事(数か月前からすでに当地に着任済み)、新たに着任予定の当地ドイツ大使および当地インド大使に対するアグレマンが下りた。
・7日、シャン(Lu SHAN)中国大使は、ソルゴ(Adama Luc SORGHO)インフラ大臣を表敬訪問し、両国のインフラプロジェクトに関し意見交換を行った。ソルゴ大臣は、中国に対し、コロナウイルス蔓延のため中断していた国道11号線バンフォラ(Banfora)=ガウア(Gaoua)間のアスファルト舗装プロジェクトにかかる資金調達および工事プロセスを再開するために必要な措置を講じることを求めた。また、同大臣は、ヤムスクロ=ワガドゥグ間高速道路建設プロジェクトのうち、中国の国有建設会社が担当するワガドゥグ=ボボ・デュラッソ間の契約を早急に締結するよう要請した。
・10日、サルティコフ(Alexey SALTYKOV)ロシア大使は、ルアンバ外務大臣を表敬し、人道、安全保障、国防分野における二国間協力や7月末のロシア・アフリカサミットの準備等につき意見交換を行った。
・11日から13日にかけて、ルアンバ外務大臣はアブダビを訪問し、アール・ナヒヤーン(Sheikh Shakhbout Bin Nahyan ALNAHYAN)首長を表敬、ブルキナファソの現状や暫定政府の取り組み、二国間協力等に関して意見交換を行った。
・13日から18日にかけて、ニューヨークで開催された「持続可能な開発のためのハイレベル政治フォーラム」にルアンバ外務大臣が出席し、マージンでスペハー(Elizabeth SPEHAR)平和構築支援担当事務次長やタランコ(Oscar Fernandez TARANCO)開発調整担当事務総長を始め、国連の人道関係機関と会談を行った。
・14日、ロシアの連邦立法議会(ドゥーマ)の議員代表団が当地を訪問し、キエレム首相を表敬、二国間協力関係について意見交換を行った。また、同代表団は、7月末にサンクトペテルブルクで開催されるロシア・アフリカサミットにつき、ブルキナファソからの出席を期待した。
・18日、アブジャにおいて、ティヌブ(Bola Ahmed TINUBU)ナイジェリア大統領/現ECOWAS議長の下、タスクフォース首脳会合(トロイカ+1サミット)が開催され、域内の政治・治安情勢に関する多くの問題について協議が行われた。同サミットでは、マリ、ギニア及びブルキナファソの民政移管の状況について精査し、最高レベルで当該3か国を改めて関与させることを決定した。このため、タロン・ベナン大統領がトロイカを代表して当該3か国を訪問して協議する予定。
・19日、閣議が開催され、新たに着任予定の当地EU代大使、当地米国大使および当地チャド大使に対するアグレマンが下りた。
・19日から23日にかけて、キエレム首相はニカラグアを公式訪問した。同首相は、滞在中、オルテガ(Daniel ORTEGA)大統領が主催したサンディニスタ革命の44周年記念式典に出席したほか、ポラス(Gustavo PORRAS)国民議会議長やモンカダ外務大臣らとハイレベル会談を行い、様々な分野における合意を締結した。
・20日、シディベ都市計画大臣及びソメ人道活動大臣出席の下、EUとUN-Habitatによる国内避難民(IDP)の住居建設プロジェクトの完工式典がカヤ(Kaya)で開催された。同プロジェクト(約10億FCFA)により、カヤ周辺のコミューンに312の住居が建設された。
・23日、ルアンバ外務大臣は、AU平和・安全保障理事会のミッションとともにワーキングセッションに出席した。同ミッションはブルキナファソにおける治安、人道、開発状況につきフォローすることを目的としている。
【経済・社会・文化】
・6日から7日にかけて、第1回在外ブルキナファソ人起業家フォーラムがワガドゥグ市内で開催され、同機会に当地を訪問した代表団は、ルアンバ外務大臣を表敬し、対ブルキナファソ投資等につき意見交換を行った。
・10日、ビジネスメディアMines Actuが発表したところによれば、2023年上半期、ブルキナファソでは12社の鉱山会社により27,396トンの金が採掘された。同採掘量は、2022年同時期と比較すると9.91%減少した。
・10日、ルアンバ外務大臣は、在外ブルキナファソ人から集まったテロとの戦いに対する平和基金(4,200万FCFA超)及び食料等を受け取った。
・12日、サヴァドゴ(Mahamadi SAVADOGO)当地商工会議所会頭は、ファギヒ(Mojtaba FAGHIHI)イラン大使を表敬し、両国間の経済貿易協力の強化について意見交換を行った。
・22日、トラオレ暫定大統領は、テロとの戦いで殉職したボランティア兵(VDP)の遺族らを訪問し、殉職者の活躍を称え、遺族を激励した。
【治安】
・1日、ワガドゥグ市内のナシオン広場(Place de la Nation)においてトラオレ暫定政府を支持するデモが開催された。
・5日、トラオレ暫定大統領は、国防・安全保障に関する国際見本市(SYSDEF)に出席した。同見本市には、アフリカ、ヨーロッパ、アジアから15社が参加した他、各国の軍事関係者も出席した。
・5日早朝、ソルガ(Sorgha(ニャニャ県:Gnagna))が武装集団に襲撃された。同襲撃により家、穀物庫が放火され、住民15人以上が死亡、複数人が誘拐された。
・7日、ブルキナファソの北部と西部、ジハード主義者と推測される2件の襲撃があり、ボランティア兵(VDP)20人を含む少なくとも22人が死亡した。また、同日、ブールサ(Boulsa(ナメンテンガ県:Namentenga))近郊のコグサブロゴ(Kogsablogo)村がテロリストにより襲撃され、VDP16人が殺害され、少なくとも2人の市民が死亡し、2人が負傷した。
・12日、ファダ(Fada(グルマ県:Gourma))から20kmはなれたタグ(Tagou)村がテロリストに襲撃され、少なくとも3人のVDPを含む20人以上が死亡した。
・12日、ドリ(Dori)からアルビンダ(Arbinda)に向けて出発した物資輸送車列が、テロリストの待ち伏せ攻撃を受けた。攻撃は、ボンボファ(Bonbofa(ウダラン県:Oudalan))とゴルガジ(Gorgadji)間で行われ16人が死亡、約20台のトラックが同所に置き去りにされ、他のトラックは行方不明となった。
・16日、14日に国道14号線上ヌナ(Nouna)=デドゥグ(Dedougou)間にあるレクイ(Lekuy)村付近で武装集団に誘拐された18人の人質が解放されたことが報じられた。
・18日、テロリストがウガル(Ougarou(グルマ県:Gourma))を襲撃するもFDSが反撃し少なくとも60人のテロリストが無力化された。
・19日、治安筋が発表したところによれば、東部地方ウガルー(Ougarou)及びパルティアガ(Partiaga)で約60人のテロリストが掃討された。
・26日夜、中北部地方、特にティカレ(Tikare(バム県:Bam))のゴアンガ(Goanga)村からデンギルガ(Denguilga)村において、約50人のテロリストを空軍が追跡し、無力化した。
・27日朝、約100人のテロリストが、コンピエンガ(Kompienga(コンピエンガ県:Kompienga))のVDPの拠点を攻撃したが、VDPとFDSの連携により、約20人のテロリストが無力化された。
・28日夜、武装集団が、パデマ(Padema(フエ県:Houet))村から20キロほど離れたソマ(Soma)村を襲撃し、2人の村民を殺害した。また、同襲撃から川へ避難した24人が遺体で発見され、そのほとんどが子供であった。
・31日深夜から翌未明にかけて、ワガドゥグ市内の空軍基地に近づこうとした不審者に対し、威嚇射撃が行われた。
【日本との関係】
・20日、日本の見返り資金で建設した高等通信評議会(CSC)のワイグヤ(Ouahigouya)地域事務所の落成式が同市で開催され、バモゴ(Abdoulazize BAMOGO)CSC委員長が出席した。
・29日、加藤大使は、野球・ソフトボール連盟主催の全国大会決勝戦と中日ドラゴンズから寄贈された野球用具の引渡し式に出席した。
・30日、加藤大使は、空手道連盟主催の型・組手各部門の全国大会決勝戦に出席した。
(了)