令和5年度対ブルキナファソ無償資金協力「道路維持管理機材整備計画」署名式

令和6年1月25日
案件名 令和5年度対ブルキナファソ無償資金協力「道路維持管理機材整備計画」署名式
供与限度額 10.06億円
案件概要 道路維持管理機材を整備することにより、ワガドゥグ市内及び全国の道路を対象とした維持管理体制の改善を図り、もってブルキナファソにおける交通の改善・効率的な物流の実現を通じた域内経済統合の促進に寄与するもの
 
【署名式】
12月20日、ブルキナファソ外務・地域協力・在外ブルキナファソ人省内において、長島純駐ブルキナファソ日本国特命全権大使と、カラモコ・ジャン・マリー・トラオレ・ブルキナファソ外務・地域協力・在外ブルキナファソ人大臣との間で、供与限度額10.06億円の無償資金協力「道路維持管理機材整備計画」に関する書簡の交換が行われました。
 
ブルキナファソは、周辺を6か国に囲まれる内陸国であり、首都ワガドゥグ市及び同国の道路網は、コートジボワール、ガーナ、トーゴ、ベナンのような沿岸国と、ニジェール、マリのような内陸国を繋ぐ物流の結節点としての役割を担っています。物流の80%以上が道路輸送である同国において、道路輸送量は、過去5年間で毎年約10%以上増加しており、道路輸送の重要性は拡大しています。その一方で、実際の道路状況に関しては、時宜を得た維持管理作業が十分に実施できておらず、道路が補修されないまま劣化が進行し、その結果、大規模な改修が必要となり維持管理費用の増加につながっています。
 
この事業は、道路維持管理機材を整備することにより、ワガドゥグ市内及び全国の道路を対象とした維持管理体制の改善を図り、もってブルキナファソにおける交通の改善・効率的な物流の実現を通じた域内経済統合の促進に寄与するものです。
 
式典において、トラオレ外務・地域協力・在外ブルキナファソ人大臣は、本署名は日本とブルキナファソの模範的な友好関係を改めて賛美する機会であると述べ、ブルキナファソ政府を代表して、日本の政府及び国民に対し、感謝の意を表しました。
 
長島大使からは、ブルキナファソの人々のモビリティを高め、包括的な経済成長に貢献するとともに、地域統合にも寄与することを心から願うと述べ、今回の署名が着任後最初の任務となったことを嬉しく思う旨述べました。
 
署名の様子 書簡の交換
長島大使スピーチ 集合写真