ブルキナファソ月報(2024年1月)
令和6年2月13日
主な出来事 PDF版はこちら
【内政】
・5日、閣議にて、官民両部門の労働者の純給与に1%、国有企業や国有公共施設の職員を含む省庁・機関の職員に支払われるボーナスに25%の強制徴収を12か月間導入することを決定した。
・12日、憲法改正手続きが完了した。
・14日、ソムダ(Evrard SOMDA)前憲兵隊隊長が逮捕された。
【外政・協力】
・24日、ワガドゥグにロシアの軍事専門家100人が到着した。
【治安】
・5日、デクレにより、特別迅速介入旅団(BSIR:Brigade Spéciale et d'Intervention Rapide)の創設が決定された。
・29日、ワイグヤ(Ouahigouya)の数千人の住民が、北部の暫定当局に治安強化を要求するため国民広場に結集した。
【日本との関係】
・26日、長島大使はキエレム首相を表敬訪問した。
【内政】
・5日、閣議にて、モーリシャスに於ける名誉総領事館及び在ニジェール大使館内の領事部設置が決定された。
・5日、閣議にて、官民両部門の労働者の純給与に1%、国有企業や国有公共施設の職員を含む省庁・機関の職員に支払われるボーナスに25%の強制徴収を12か月間導入することを決定した。
・5日、暫定大統領は、335人の有罪判決を受けた受刑者に対し、残りの刑の全免除を、626人のその他の受刑者に対し、3か月から12か月までの刑の一部免除を、7人の終身刑受刑者に対し、刑の減刑を許可した。
・5日、キエレム首相は新任でブルキナファソ人のポダ(Rogatien PODA)西アフリカ中央銀行(BCEAO)副総裁の表敬を受けた。
・8日、トラオレ暫定大統領は大統領府の職員に対し年始の挨拶を行い、2024年は行政の遅さと汚職を一掃する旨宣言した。
・12日、憲法改正手続きが完了した。
・14日、ソムダ(Evrard SOMDA)前憲兵隊隊長が逮捕された。
・18日、暫定政府は声明により、14日に外国勢力の協力も得た政権転覆の試みがあった旨発表した。
・18日、クリバリ(Kassoum COULIBALY)国務大臣:国防・退役軍人大臣はワガドゥグにてFDS及びVDPとの意見交換会を実施した。
・23日、ゼルボ(Emile ZERBO)国土行政・分権化・治安大臣はワガドゥグにて地方知事との会談を実施し、国土回復、住民定住、行政再編成を各地方にて実施するよう呼びかけた。
・24日、閣議にて、高等報道評議会(CSC)の評議員が新たに9人任命された。
・25日、キエレム首相はブルキナファソ雇用主連盟の表敬を受けた。ナッサ(Idrissa NASSA)連盟会長は、給与の強制徴収措置を歓迎し、民間部門は「経済面でのボランティア兵(VDP)である」と発言した。
・26日ディンガラ(Jacques Sosthène DINGARA)国民教育・識字及び国語促進大臣は中央プラトー地方の教育関係者との意見交換会を実施した。
・27日、ソンビエ(Ismaël SOMBIÉ)農業・畜産・水産資源大臣はバポロ(Baporo)農業刑務所を視察した。
・29日、ソンビエ農業・畜産・水産資源大臣は地方を視察し、農家を激励した。
・30日、トラオレ暫定大統領は、国家統制・汚職撲滅高等弁務官事務所(ASCE/LC)から、2022年の活動報告書を受け取った。
・29日、政府情報局(SIG)の課長ら8人が新たに任命された。
・29日、労働組合のCGT-B事務局長に対する誘拐未遂事件があった。
・30日、トラオレ暫定大統領はインタビューにて選挙法が改正される可能性につき示唆した。
・30-31日、「ブルキナファソに於ける国家再建と統治改善のための公的行動の市民モニタリング」を実施する情報・文書市民センター(CIDOC)は、安定及び開発行動計画(PA-SD)の実施状況につき60%の市民が満足しているとの意識調査の結果を発表した。
・31日、デクレにより、高等報道評議会(CSC)議長にウエドラオゴ(Idrissa OUÉDRAOGO)氏が任命された。
・31日、ECOWAS脱退宣言に関し、政府情報局(SIG)のフェイスブック上にトラオレ暫定大統領のインタビュー動画が掲載された。
・31日、カヤにて軍人向け娯楽センターの落成式が行われた。大統領府とビスタ・バンクの出資によるもの。
【外政・協力】
・12日、中国の開発協力案件である、ワガドゥグのグリーンベルト上の農業生態学的生産のための灌漑地域の引き渡し式が開催され、バロ(Roger BARRO)環境・エネルギー・水・衛生大臣が出席した。
・13日-19日、ワガドゥグ市立メディア図書館にて「ロシアの窓」写真展が開催された。同写真展は、ワガドゥグ市とロシア連邦協力庁(Rossotrudnichestvo)との共催により実施された。開会式典にはキエレム首相らも参加した。
・15日、世銀がブルキナファソに対し総額36億米ドルの財政支援を行っていることが報道された。
・15日、アンカラにて、第3回ブルキナファソ・トルコ合同委員会が開催された。
・16日、アンカラにて、ブルキナファソとトルコの高等教育の関係を強化し、国費留学生や研究者の交流を可能にする協定が結ばれた。
・18日、米国は国家警察介入特殊部隊(GSIPN)と国家憲兵介入特殊部隊(USIGN)に車両を寄贈した。
・23日、トラオレ暫定大統領はギセ・カスパー(Aisatou GUISSE KASPAR)当地IOM代表の表敬を受け、1月中に400人のブルキナファソ人移民がブルキナファソに帰還し、今後も増加傾向である旨説明を受けた。
・23日、トラオレ外務大臣はランソム(Katherine Marjorie RANSOME)駐ブルキナファソ英国大使(マリ常駐)の表敬を受けた。ランソム大使は、暫定政府の優先事項について意見交換し、今後の両国の協力に生かすために来訪したと説明した。
・23日、トラオレ外務大臣はウィタカー(Eric Paul WHITAKER)ブルキナファソ・米国臨時代理大使の表敬を受けた。
・24日、ワガドゥグにロシアの軍事専門家100人が到着した。
・25日、トラオレ暫定大統領はマリ意向国民評議会の議員団の表敬を受け、両国議会の関係強化につき議論した。
・25日、当地カナダ大使館とNGO「Search for common Ground」は、ブルキナファソ、マリ及びニジェールに於いて、偽情報と戦い、社会的結束を改善させる「Laafi Kibaru」プロジェクトの発足式を実施した。
・26日、ロシアによる小麦2万5千トンの供与式がワガドゥグにて行われた。
・26日、当地訪問中のシャー(Nirav SHAH)米国疾病予防管理センター(CDC)副センター長は当地メディア(Burkina24)のインタビューに応じ、米国による保健分野での支援について発言した。
・28日、マリ、ブルキナファソ及びニジェールの暫定政府がECOWASからの即時脱退を宣言する共同声明を発出した。
・29日、キエレム首相は当地訪問中のチュダコフ(Mikhail CHUDAKOV)IAEA事務次長の表敬を受けた。チュダコフ事務次長は、ブルキナファソの原子力発電への移行を評価し、3月にロシアで開催される原子力展示会にブルキナファソを招待した。
・30日、当地訪問中のチュダコフ(Mikhail CHUDAKOV)IAEA事務次長はワガドゥグのジョゼフ・キ・ゼルボ大学にて原子力発電につき講演した。
・30日、暫定政府はECOWASに宛てて口上書を発出し、ECOWASを即時脱退する意向を通知した。
・31日、トラオレ暫定大統領はアルドサリ(Fahad ALDOSARI)駐ブルキナファソ・サウジアラビア大使の表敬を受けた。
・31日、タプソバ(Aristide TAPSOBA)駐ロシア・ブルキナファソ大使はボグダノフ(Mikhail BOGDANOV)ロシア外務副大臣に信任状の写しを提出した。
【経済・社会・文化】
・3日、キアカ金鉱山の建設のため、コリス・バンク及びカナダの「Sprott Resource Lending」は、オーストラリアの鉱山会社「West African Resources」に対し、2億6,500万米ドルの融資に合意した。同鉱山は2025年に生産を開始する予定。
・5日、閣議にて、マンガ(Manga)地域病院センター(CHR-MNG)の設立が決定された。
・8日、ブルキナファソ人建築家のケレ(Diébédo Francis KÉRÉ)氏が第30回クリスタル賞の受賞者に選ばれた。
・15日、EBOMAFグループの最高経営責任者(CEO)秘書官(directeur du cabinet)のバソレ(Prosper BASSOLÉ)氏が逮捕された。
・19日、地域社会起業家支援機構(APEC)は、ファダングルマにて公開会議を開催し、地元住民に起業を促した。
・23日、トラオレ暫定大統領はワガドゥグのコソド工業団地にて、鉱山鉱滓処理プラントの落成式に参加した。
・25日、弁護士で活動家のカム(Guy Hervé KAM)氏が逮捕された。
・25日、国立一次医療管理局(AGSP)の500人の職員が無断欠勤し、また、17人の職員が給与を二重に受けとっていることが判明した。
・26日、カム氏の逮捕につき、ブルキナファソ弁護士会は同氏の即時解放を求めた。
・26日、トラオレ暫定大統領はクドゥグにて開催された綿・繊維見本市(SICOT)の開会式に参加し、綿花の国内加工の実現に向け措置を取るよう綿分野の実業家団体に呼びかけた。
・26日、経済省は2023年イノベーション賞の表彰式を開催し、徴税総局(DGI)が最優秀賞を授与された。
・30日、サッカーのアフリカ・ネイションズカップ(CAN)にて、リーグを2位で通過したブルキナファソ・チームは、決勝トーナメントの初戦でマリと対戦し、1-2で敗北した。
【治安】
・1日、テロリストは、迅速介入大隊が護衛する輸送隊をタポア(Tapoa)県サコアニ(Sakoani)で襲撃するも反撃に遭い逃走した。なお、同車列はカンチャリ(Kantchari)ヘ向かっていた。
・2日、FDSは、ブールサ(Boulsa)から約30キロ離れたナメンテンガ(Namentenga)県ベルガ(Belga)の川岸にある森へ向かうテロ集団を発見した。同集団を追跡した結果、大規模な拠点を認めたため同所を空爆した。
・4日、テロリストの大規模な隊列がテロ攻撃のためマリ国境からスム(Soum)県ナッスンブー(Nassoumbou)へ集結した。情報収集活動により、同テロリストが発見されたものの危険を察知した100台以上のバイクがマリのブルケシ(Boulekessi)へ向かっていたところ空爆した。その後、ヘリコプターによる追跡で複数のテロリストが無力化された。
・5日、デクレにより、5の迅速介入部隊(BIR:Bataillons d'Intervention Rapides)が新設された。
・5日、デクレにより、特別迅速介入旅団(BSIR:Brigade Spéciale et d'Intervention Rapide)の創設が決定された。
・5日、デクレにより、特殊部隊訓練センターが創設され、同センター長にバド(Patrick Anicet BADO)大尉が任命された。
・5日、トラオレ暫定大統領は、重大な不正行為を理由に、ソレ(Solle)駐屯部隊の指揮官のナイール(NAYIRE Alira Elisee Martial)大尉を国軍から解任した。
・12日、トラオレ暫定大統領は国防大臣に軍事装備品を引き渡した。
・14日、国防・治安部隊(FDS)は、テロリストがはびこる三国国境地帯で大規模な攻撃を継続し、数十人のテロリストを無力化、重火器を積載したピックアップ12台とバイク数台を破壊した。
・15日朝、テロリストは、サンマテンガ(Sanmatenga)県ピシラ(Pissila)近隣のモルダガ(Mordaaga)の森にキャンプを張り、立て直しを図っていたが、同様に空爆された。
・16日、FDSは、3国境地域と中北部地方に加え、ブークルドゥムフン地方でも作戦を展開し、コシ(Kossi)県ジバッソ(Djibasso)から12km離れたボクイ(Bokuy)にテロリストの基地を発見したため空爆した。
・18日、バム(Bam)県コングシ(Kongoussi)のクルペレ(Kourpélé)でテロ攻撃が発生したためブルキナファソ空軍が出撃し、パスパンガ(Paspanga)の森に向かうテロリストを発見し空爆した。
・19日、トラオレ暫定大統領はデクレにより、特別迅速介入旅団などの指揮官を任命した。
・21日、ウダラン(Oudalan)県マルコイ(Markoye)にてISSP幹部マリックが殺害された。
・22日午後6時頃、テロリストは、セノ(Seno)県ファラングゥトゥ(Falagountou)に所在するボランティア兵(VDP)の基地を攻撃したが、反撃され撤退した。ブルキナファソ空軍は、テロリストらをハイニ(Haini)の森の隠れ家まで追跡し空爆を実施した。
・24日、ブルキナファソ空軍は、東部地域で武器と弾薬の入った箱を積載したピックアップを発見した。同車両は、攻撃を企画しティアセリ(Tisseri)からグルマ(Gourma)県ソアム(Soam)方面へ向かっていたことから、ブルキナファソ空軍に空爆されることになった。
・29日、ワイグヤ(Ouahigouya)の数千人の住民が、北部の暫定当局に治安強化を要求するため国民広場に結集した。
【日本との関係】
・16日、長島大使は、食料援助(KR)の見返り資金によって増設された高等報道評議会(CSC)4階部分の落成式に参加した。
・26日、長島大使は、キエレム首相を表敬訪問した。
【内政】
・5日、閣議にて、官民両部門の労働者の純給与に1%、国有企業や国有公共施設の職員を含む省庁・機関の職員に支払われるボーナスに25%の強制徴収を12か月間導入することを決定した。
・12日、憲法改正手続きが完了した。
・14日、ソムダ(Evrard SOMDA)前憲兵隊隊長が逮捕された。
【外政・協力】
・24日、ワガドゥグにロシアの軍事専門家100人が到着した。
【治安】
・5日、デクレにより、特別迅速介入旅団(BSIR:Brigade Spéciale et d'Intervention Rapide)の創設が決定された。
・29日、ワイグヤ(Ouahigouya)の数千人の住民が、北部の暫定当局に治安強化を要求するため国民広場に結集した。
【日本との関係】
・26日、長島大使はキエレム首相を表敬訪問した。
【内政】
・5日、閣議にて、モーリシャスに於ける名誉総領事館及び在ニジェール大使館内の領事部設置が決定された。
・5日、閣議にて、官民両部門の労働者の純給与に1%、国有企業や国有公共施設の職員を含む省庁・機関の職員に支払われるボーナスに25%の強制徴収を12か月間導入することを決定した。
・5日、暫定大統領は、335人の有罪判決を受けた受刑者に対し、残りの刑の全免除を、626人のその他の受刑者に対し、3か月から12か月までの刑の一部免除を、7人の終身刑受刑者に対し、刑の減刑を許可した。
・5日、キエレム首相は新任でブルキナファソ人のポダ(Rogatien PODA)西アフリカ中央銀行(BCEAO)副総裁の表敬を受けた。
・8日、トラオレ暫定大統領は大統領府の職員に対し年始の挨拶を行い、2024年は行政の遅さと汚職を一掃する旨宣言した。
・12日、憲法改正手続きが完了した。
・14日、ソムダ(Evrard SOMDA)前憲兵隊隊長が逮捕された。
・18日、暫定政府は声明により、14日に外国勢力の協力も得た政権転覆の試みがあった旨発表した。
・18日、クリバリ(Kassoum COULIBALY)国務大臣:国防・退役軍人大臣はワガドゥグにてFDS及びVDPとの意見交換会を実施した。
・23日、ゼルボ(Emile ZERBO)国土行政・分権化・治安大臣はワガドゥグにて地方知事との会談を実施し、国土回復、住民定住、行政再編成を各地方にて実施するよう呼びかけた。
・24日、閣議にて、高等報道評議会(CSC)の評議員が新たに9人任命された。
・25日、キエレム首相はブルキナファソ雇用主連盟の表敬を受けた。ナッサ(Idrissa NASSA)連盟会長は、給与の強制徴収措置を歓迎し、民間部門は「経済面でのボランティア兵(VDP)である」と発言した。
・26日ディンガラ(Jacques Sosthène DINGARA)国民教育・識字及び国語促進大臣は中央プラトー地方の教育関係者との意見交換会を実施した。
・27日、ソンビエ(Ismaël SOMBIÉ)農業・畜産・水産資源大臣はバポロ(Baporo)農業刑務所を視察した。
・29日、ソンビエ農業・畜産・水産資源大臣は地方を視察し、農家を激励した。
・30日、トラオレ暫定大統領は、国家統制・汚職撲滅高等弁務官事務所(ASCE/LC)から、2022年の活動報告書を受け取った。
・29日、政府情報局(SIG)の課長ら8人が新たに任命された。
・29日、労働組合のCGT-B事務局長に対する誘拐未遂事件があった。
・30日、トラオレ暫定大統領はインタビューにて選挙法が改正される可能性につき示唆した。
・30-31日、「ブルキナファソに於ける国家再建と統治改善のための公的行動の市民モニタリング」を実施する情報・文書市民センター(CIDOC)は、安定及び開発行動計画(PA-SD)の実施状況につき60%の市民が満足しているとの意識調査の結果を発表した。
・31日、デクレにより、高等報道評議会(CSC)議長にウエドラオゴ(Idrissa OUÉDRAOGO)氏が任命された。
・31日、ECOWAS脱退宣言に関し、政府情報局(SIG)のフェイスブック上にトラオレ暫定大統領のインタビュー動画が掲載された。
・31日、カヤにて軍人向け娯楽センターの落成式が行われた。大統領府とビスタ・バンクの出資によるもの。
【外政・協力】
・12日、中国の開発協力案件である、ワガドゥグのグリーンベルト上の農業生態学的生産のための灌漑地域の引き渡し式が開催され、バロ(Roger BARRO)環境・エネルギー・水・衛生大臣が出席した。
・13日-19日、ワガドゥグ市立メディア図書館にて「ロシアの窓」写真展が開催された。同写真展は、ワガドゥグ市とロシア連邦協力庁(Rossotrudnichestvo)との共催により実施された。開会式典にはキエレム首相らも参加した。
・15日、世銀がブルキナファソに対し総額36億米ドルの財政支援を行っていることが報道された。
・15日、アンカラにて、第3回ブルキナファソ・トルコ合同委員会が開催された。
・16日、アンカラにて、ブルキナファソとトルコの高等教育の関係を強化し、国費留学生や研究者の交流を可能にする協定が結ばれた。
・18日、米国は国家警察介入特殊部隊(GSIPN)と国家憲兵介入特殊部隊(USIGN)に車両を寄贈した。
・23日、トラオレ暫定大統領はギセ・カスパー(Aisatou GUISSE KASPAR)当地IOM代表の表敬を受け、1月中に400人のブルキナファソ人移民がブルキナファソに帰還し、今後も増加傾向である旨説明を受けた。
・23日、トラオレ外務大臣はランソム(Katherine Marjorie RANSOME)駐ブルキナファソ英国大使(マリ常駐)の表敬を受けた。ランソム大使は、暫定政府の優先事項について意見交換し、今後の両国の協力に生かすために来訪したと説明した。
・23日、トラオレ外務大臣はウィタカー(Eric Paul WHITAKER)ブルキナファソ・米国臨時代理大使の表敬を受けた。
・24日、ワガドゥグにロシアの軍事専門家100人が到着した。
・25日、トラオレ暫定大統領はマリ意向国民評議会の議員団の表敬を受け、両国議会の関係強化につき議論した。
・25日、当地カナダ大使館とNGO「Search for common Ground」は、ブルキナファソ、マリ及びニジェールに於いて、偽情報と戦い、社会的結束を改善させる「Laafi Kibaru」プロジェクトの発足式を実施した。
・26日、ロシアによる小麦2万5千トンの供与式がワガドゥグにて行われた。
・26日、当地訪問中のシャー(Nirav SHAH)米国疾病予防管理センター(CDC)副センター長は当地メディア(Burkina24)のインタビューに応じ、米国による保健分野での支援について発言した。
・28日、マリ、ブルキナファソ及びニジェールの暫定政府がECOWASからの即時脱退を宣言する共同声明を発出した。
・29日、キエレム首相は当地訪問中のチュダコフ(Mikhail CHUDAKOV)IAEA事務次長の表敬を受けた。チュダコフ事務次長は、ブルキナファソの原子力発電への移行を評価し、3月にロシアで開催される原子力展示会にブルキナファソを招待した。
・30日、当地訪問中のチュダコフ(Mikhail CHUDAKOV)IAEA事務次長はワガドゥグのジョゼフ・キ・ゼルボ大学にて原子力発電につき講演した。
・30日、暫定政府はECOWASに宛てて口上書を発出し、ECOWASを即時脱退する意向を通知した。
・31日、トラオレ暫定大統領はアルドサリ(Fahad ALDOSARI)駐ブルキナファソ・サウジアラビア大使の表敬を受けた。
・31日、タプソバ(Aristide TAPSOBA)駐ロシア・ブルキナファソ大使はボグダノフ(Mikhail BOGDANOV)ロシア外務副大臣に信任状の写しを提出した。
【経済・社会・文化】
・3日、キアカ金鉱山の建設のため、コリス・バンク及びカナダの「Sprott Resource Lending」は、オーストラリアの鉱山会社「West African Resources」に対し、2億6,500万米ドルの融資に合意した。同鉱山は2025年に生産を開始する予定。
・5日、閣議にて、マンガ(Manga)地域病院センター(CHR-MNG)の設立が決定された。
・8日、ブルキナファソ人建築家のケレ(Diébédo Francis KÉRÉ)氏が第30回クリスタル賞の受賞者に選ばれた。
・15日、EBOMAFグループの最高経営責任者(CEO)秘書官(directeur du cabinet)のバソレ(Prosper BASSOLÉ)氏が逮捕された。
・19日、地域社会起業家支援機構(APEC)は、ファダングルマにて公開会議を開催し、地元住民に起業を促した。
・23日、トラオレ暫定大統領はワガドゥグのコソド工業団地にて、鉱山鉱滓処理プラントの落成式に参加した。
・25日、弁護士で活動家のカム(Guy Hervé KAM)氏が逮捕された。
・25日、国立一次医療管理局(AGSP)の500人の職員が無断欠勤し、また、17人の職員が給与を二重に受けとっていることが判明した。
・26日、カム氏の逮捕につき、ブルキナファソ弁護士会は同氏の即時解放を求めた。
・26日、トラオレ暫定大統領はクドゥグにて開催された綿・繊維見本市(SICOT)の開会式に参加し、綿花の国内加工の実現に向け措置を取るよう綿分野の実業家団体に呼びかけた。
・26日、経済省は2023年イノベーション賞の表彰式を開催し、徴税総局(DGI)が最優秀賞を授与された。
・30日、サッカーのアフリカ・ネイションズカップ(CAN)にて、リーグを2位で通過したブルキナファソ・チームは、決勝トーナメントの初戦でマリと対戦し、1-2で敗北した。
【治安】
・1日、テロリストは、迅速介入大隊が護衛する輸送隊をタポア(Tapoa)県サコアニ(Sakoani)で襲撃するも反撃に遭い逃走した。なお、同車列はカンチャリ(Kantchari)ヘ向かっていた。
・2日、FDSは、ブールサ(Boulsa)から約30キロ離れたナメンテンガ(Namentenga)県ベルガ(Belga)の川岸にある森へ向かうテロ集団を発見した。同集団を追跡した結果、大規模な拠点を認めたため同所を空爆した。
・4日、テロリストの大規模な隊列がテロ攻撃のためマリ国境からスム(Soum)県ナッスンブー(Nassoumbou)へ集結した。情報収集活動により、同テロリストが発見されたものの危険を察知した100台以上のバイクがマリのブルケシ(Boulekessi)へ向かっていたところ空爆した。その後、ヘリコプターによる追跡で複数のテロリストが無力化された。
・5日、デクレにより、5の迅速介入部隊(BIR:Bataillons d'Intervention Rapides)が新設された。
・5日、デクレにより、特別迅速介入旅団(BSIR:Brigade Spéciale et d'Intervention Rapide)の創設が決定された。
・5日、デクレにより、特殊部隊訓練センターが創設され、同センター長にバド(Patrick Anicet BADO)大尉が任命された。
・5日、トラオレ暫定大統領は、重大な不正行為を理由に、ソレ(Solle)駐屯部隊の指揮官のナイール(NAYIRE Alira Elisee Martial)大尉を国軍から解任した。
・12日、トラオレ暫定大統領は国防大臣に軍事装備品を引き渡した。
・14日、国防・治安部隊(FDS)は、テロリストがはびこる三国国境地帯で大規模な攻撃を継続し、数十人のテロリストを無力化、重火器を積載したピックアップ12台とバイク数台を破壊した。
・15日朝、テロリストは、サンマテンガ(Sanmatenga)県ピシラ(Pissila)近隣のモルダガ(Mordaaga)の森にキャンプを張り、立て直しを図っていたが、同様に空爆された。
・16日、FDSは、3国境地域と中北部地方に加え、ブークルドゥムフン地方でも作戦を展開し、コシ(Kossi)県ジバッソ(Djibasso)から12km離れたボクイ(Bokuy)にテロリストの基地を発見したため空爆した。
・18日、バム(Bam)県コングシ(Kongoussi)のクルペレ(Kourpélé)でテロ攻撃が発生したためブルキナファソ空軍が出撃し、パスパンガ(Paspanga)の森に向かうテロリストを発見し空爆した。
・19日、トラオレ暫定大統領はデクレにより、特別迅速介入旅団などの指揮官を任命した。
・21日、ウダラン(Oudalan)県マルコイ(Markoye)にてISSP幹部マリックが殺害された。
・22日午後6時頃、テロリストは、セノ(Seno)県ファラングゥトゥ(Falagountou)に所在するボランティア兵(VDP)の基地を攻撃したが、反撃され撤退した。ブルキナファソ空軍は、テロリストらをハイニ(Haini)の森の隠れ家まで追跡し空爆を実施した。
・24日、ブルキナファソ空軍は、東部地域で武器と弾薬の入った箱を積載したピックアップを発見した。同車両は、攻撃を企画しティアセリ(Tisseri)からグルマ(Gourma)県ソアム(Soam)方面へ向かっていたことから、ブルキナファソ空軍に空爆されることになった。
・29日、ワイグヤ(Ouahigouya)の数千人の住民が、北部の暫定当局に治安強化を要求するため国民広場に結集した。
【日本との関係】
・16日、長島大使は、食料援助(KR)の見返り資金によって増設された高等報道評議会(CSC)4階部分の落成式に参加した。
・26日、長島大使は、キエレム首相を表敬訪問した。
(了)