令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 「カディオゴ県及びウブリテンガ県における実習農場整備計画」(2024年2月29日)
令和6年3月6日
案件名 | 令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 「カディオゴ県及びウブリテンガ県における実習農場整備計画」 |
供与限度額 | 64,523ユーロ |
案件概要 | クカディオゴ県2地区とウブリテンガ県パムタンガ村の協生農法実習農場に付帯する給水塔3基(各5,000リットル)の建設・改修及び収穫物貯蔵庫等(87,94m2)の建設、並びに圃場農業資材(囲い、堆肥桶等)の整備を行うことで、農業生産性の改善及び社会経済的自立の促進に寄与する。 |
【署名式】
2024年2月29日、大使公邸において、標記案件の贈与契約(G/C)署名式が行われました。
ブルキナファソ政府は持続可能な農業の発展に関する政策を掲げ、革新的、強靭性が高く、生産性の高い農業モデルを推進しています。本案件地の労働人口の大多数が農業で生計を立てており、主食穀物のソルガム、ミレット、メイズ、コメ、換金作物であるゴマ、野菜などを栽培しており、農民の多くは小規模・零細農家です。同国では1年の3分の2が乾期であり、農家は6月~9月の約4か月間の雨季に集中的に農作業に従事しますが、気候変動などの影響もあり、生産高は安定せず新たな農法の導入及び生産性向上が課題となっています。
本案件では、耕起、無施肥、無農薬を特徴とし、生物多様性を促進することで乾燥地帯でも年間を通じて農業が可能な農法である協生農法用の実習農場の整備、収穫物貯蔵庫棟の建設、並びに圃場農業資材を整備し、同案件の3つのサイトで農法研修を実施することで、農業生産性の改善及び社会経済的自立の促進に寄与するとともに同国の食糧安全保障に貢献します。
署名式の様子 |
贈与契約(G/C)署名の交換 |
団体との集合写真 |
プレスインタビューの様子 |