ブルキナファソ月報(2024年2月)
令和6年3月14日
主な出来事 PDF版はこちら
【内政】
・4日: ナカナボ経済・財務・計画大臣は、ECOWAS脱退に関する単独インタビューにて、脱退に伴う経済的影響は限られており、今後もUEMOA(西アフリカ経済通貨同盟)には加盟し続ける意向である旨説明。
14日: 閣議にて、愛国支援基金(Fonds de soutien patriotique)の管理体制について、歳入の最高責任者を経済大臣に、歳出の最高責任者を国防大臣と指定する等の政令を採択。
・22日: 暫定立法議会(ALT)において、外国人の出入国及び滞在・自国民の出国に関する条件法案を可決。
【外政・協力】
・6-7日: カラカス(ベネズエラ)にて、第1回ブルキナファソ・ベネズエラ合同委員会を開催。
・7日: 暫定政府はECOWASから即時脱退する旨、重ねて声明を発出。
・12日-14日: ボロ外務次官は、AES高官会合を主宰。15日の閣僚会合の前段として、3国連邦の構想等につき協議が行われた。
・15日: ワガドゥグにてサヘル諸国同盟(AES)閣僚会合が開催され、3か国から国防、外務大臣含む閣僚が複数出席、連邦設立条約の起草や、戦略的パートナーの特定など複数の議題につき議論。
【治安】
・17日: 東部地方のガエリ(Gayeri)に迅速介入大隊(BIR)が配置。
・21日: ブルキナファソ内のテロリストグループJNIMの下部組織がブルキナファソにおいて都市部も含め攻撃、自爆テロも辞さない旨のビデオメッセージを流布。
・25日: 多数の連動したテロ攻撃が発生。
○ナティアボアニ(Natiaboani)の分遣隊をテロリストが攻撃。
○コングシ(Kongoussi)北のヤルカ(Yalka)地区において約1,000人のテロリストが第16迅速介入大隊(BIR)の臨時拠点を攻撃。
○ワイグヤのトエセン(Toessin)にある混成部隊が標的となった。
○タンクアルーの分遣隊を1,000人のテロリストが攻撃しようとしていたところを空爆した。
○ドリ(Dori)教区(カトリック教会)は、エサカン村(Essakane)において信徒15人が死亡(12人即死、3人が負傷のためCSPSで死亡)、2人が負傷したと発表。
・27日: ゼルボ(Emile ZERBO)国土行政・地方分権及び治安大臣は、コミュニケを発出し、国民に対し、不審事案について国防治安部隊(FDS)に対して通報するよう要請を行った。
【日本との関係】
・22日: 天皇誕生日祝賀レセプションを開催。ブルキナファソ側からは、トラオレ外相ほか参加。
【内政】
・4日: ナカナボ(Aboubakar NACANABO)経済・財務・計画大臣はECOWAS脱退に関する単独インタビューに応じ、脱退に伴う経済的影響は限られており、今後もUEMOA(西アフリカ経済通貨同盟)には加盟し続ける意向である旨説明。
・13日: 新たに建造された、全国農業会議所本部の落成式にソンビエ(Ismael SOMBIE)農業・畜産・水産資源大臣が臨席した。
: キエレム首相は、コメ・小麦の工業生産プロジェクトへの財界の参入を促進する会談を開催。
・14日: 閣議にて財務相の預金口座管理体制を変更し、公的資金の集中管理を可能にする政令を採択。
: 閣議にて、愛国支援基金(Fonds de soutien patriotique)の管理体制上、歳入の最高責任者を経済大臣に、歳出の最高責任者を国防大臣と指定する等の政令を採択。
・15日: キエレム首相は閣僚と会合を開催し、2023年に設定された政策目標の達成度を確認。
・22日: 暫定立法議会(ALT)において、外国人の出入国及び滞在・自国民の出国に関する条件法案を可決。
: 国家警察長官は、国家警察移動介入部隊群(GUMI)の第9グループの解散を命じた。(往電第254号)
・23日: 国家警察がコミュニケを発出し、23日以降、悪意ある記事が世論に混乱をまき散らし、(GUMI9以外の)他の移動介入部隊群(GUMI)員を動員して集団ストライキを起こさせようとしている上、GUMIの発砲事件に触れているが事実無根である旨発表。
【外政・協力】
・5日: クドゥグ(Koudougou)にて、25人のFDSに対する国際人道法研修の開始式典を実施。同研修は赤十字社やUNDPの支援により実現。
・6-7日: カラカス(ベネズエラ)にて、第1回ブルキナファソ・ベネズエラ合同委員会を開催。
・6日: ベネズエラ訪問中のトラオレ外務大臣は、テジェキア(Rafael TELLECHIA)石油大臣と意見交換し、ベネズエラ産石油製品のブルキナファソ輸出に関する覚書に署名。
・7日: ベネズエラ訪問中のトラオレ外務大臣は、民衆の擁護者(オンブズマンの一種)代表のアングロ(Alfredo Ruiz ANGULO)氏と会談し、ブルキナファソ調停官との今後の協力の可能性につき意見交換を行った。
: 暫定立法議会(ALT)代表団はベネズエラ国民議会を訪問し、ベネズエラ・ブルキナファソ友好議員連盟の設立式典に出席した。
: 閣議にて、ブルキナファソの低所得層による金融サービスの利用を容易にするプロジェクトに対する、アラブアフリカ経済開発銀行の約2,500万米ドルの融資が決定された。
: 暫定政府はECOWASから即時脱退する旨、重ねて声明を発出した。
・8日: ベネズエラ訪問中のトラオレ外務大臣は、ゴドイ(Alfred GODOY)宇宙活動長官と会談した。
・9日: ベネズエラ訪問中のトラオレ外務大臣は、ベネズエラ制裁対策センターを訪問した。
・12日-14日: ボロ(Issa BORO)外務次官は、AES高官会合を主宰した。15日に開催される閣僚会合の前段として、3国連邦の構想等につき協議が行われた。
・13日: レオ(Léo)にて、NGO「Saadon」と米国平和研究所(USIP)による共同事業「暴力的過激主義を防ぐ女性たち」第2期の開始式が執り行われた。
・14日: 閣議にて、在イスタンブール総領事館、在広州総領事館及び在ヒューストン名誉領事館の開館が決定。
・15日: トラオレ暫定大統領は、サヘル諸国同盟(AES)の閣僚団の表敬を受けた。閣僚は、AES専門家会合にて検討された、AES連邦化構想やAESの制度構造等につき、トラオレ暫定大統領に報告。
: ワガドゥグにてサヘル諸国同盟(AES)の閣僚会合が開催され、ブルキナファソ、マリ及びニジェールから、国防大臣や外務大臣含む閣僚が複数出席、連邦設立条約の起草や、戦略的パートナーの特定など複数の議題につき議論。
・27日: トラオレ外務大臣は、ブルキナファソ駐在の各国大使、国際機関代表などを集め、ブルキナファソがECOWASからマリ、ニジェールと共に脱退した経緯等について説明会を実施。
【経済・社会・文化】
・5日: カルググ(Robert Lucien Jean Claude KARGOUGOU)保健・公衆衛生大臣はクドゥグにてマラリアワクチン定期接種の開始式典に参加した。今後、子どもは4回に渡り、「RTS, S/SO1」ワクチンを接種する。
・7日: 閣議にて、軍事・準軍事用衣料品を製造するための半官半民の会社を設立することが決定。
・12日: 報道高等評議会(CSC)は、ブルキナファソに於ける燃料の値上げに関する虚偽の情報を流布したとして、「L’Economiste du Fasto」「Radio Omega」のメディア2社及びある「X」アカウントの所有者から事情聴取した。聴取の結果、メディア及びアカウント所有者は訂正の上で公式に謝罪した。
・15日: キエレム首相は「United Bank for Africa(UBA)」銀行のアラウバ(Olivier ALAWUBA)総裁一行の表敬を受けた。UBA銀行は暫定政府と協力し、農業やエネルギー等の分野での事業に資金を提供するとアラウバ総裁は述べた。
: 野菜生産局の職員らが北部地方を往訪し、ジャガイモの収穫を視察した。収穫されるジャガイモは、2023-2025年の農業・牧畜・漁業攻勢の一環として農業組合が受けとった種子や資材を元に生産したもの。
・20日: エネルギー・鉱山大臣による通達により、中小鉱山によって採掘される金とその他の希少物質等の輸出を禁止。
・23日: ボボデュラッソの大学病院にMRIが設置された。
【治安】
・1月29日-2月3日: サナ(Mohamoudou SANA)国土行政・分権化及び安全大臣付治安担当大臣は中央東部地方のFDS及びボランティア兵(VDP)部隊を訪問し激励。
・2日: 当地メディア(AIB)は、国防治安部隊(FDS)が、グルマ(Gourma)県タンワルブグー(Tanwalbougou)にある大規模なテロリストの基地を破壊したと発表。
: ブルキナファソ空軍は、コンピエンガ(Kompienga)県ナディアグー(Nadiagou)においてテロリストに対する空爆を実施。
・3日: 大勢のテロリストが東部地方のタウォリ(Tawori)から数キロ離れたグルマ(Gourma)県ブングー(Boungou)地区を襲撃したが、空軍による集中的な空爆などによって撃退された。
: FDSはセノ(Seno)県ファラゴントゥ(Falagountou)でテロリストの待ち伏せに遭ったが、迅速に反撃した結果、テロリストは逃走。
・5日: テロリストが、クルペロゴ(Koulpelogo)県ワルガイ(Ouargaye)近郊のクーゴ(Koogo)に所在するボランティア兵(VDP)の基地を攻撃したが、クーゴから3km離れたウエルギムシフ(Welgiemsifou)において空爆された。
・7日: グルマ(Gourma)県ガルニョワニ(Galgnoini)村をテロリストが襲撃、50人の市民が殺害された。
・12日: ナメンテンガ(Namentenga)県ブールサ(Boulsa)から30km離れたヤオンゴ(Yaongo)で、空爆に成功。
・13日: サンマテンガ(Sanmatenga)県ピシラ(Pissila)から約20キロ離れたギブガ(Guibga)とディブガ(Dibga)の間にあるナレ(Nare)でテロリストの大群が目撃された。同人らはバイクに乗車し、会議のため別のグループと合流しようとしていた。国道3号線で車列を攻撃するという企ては、ミサイルによって多くの犠牲者を出したため失敗。
・17日: 東部地方、ガエリ(Gayeri(コマンジャリ県:Komandjari))に迅速介入大隊(BIR)が配置。
・20日: JNIMのブークルデュムフン地方における幹部と目されるハッサヌ・イドリッサ・ボリ(Hassane Idrissa Boly)は、26人の仲間らと共に殺害された。
・21日: ブルキナファソ内のテロリストグループJNIMの下部組織がブルキナファソにおいて都市部も含め攻撃、自爆テロも辞さない旨のビデオメッセージを流布。
・22日: パマ(Pama (コンピエンガ県:Kompienga))の住民が物資・医療品を要求するデモを実施。
・23日: 午後6時頃、ペンサ(Pensa (サンマテンガ県:Sanmatenga))に所在するボランティア兵(VDP)の拠点に対して攻撃がなされたが、国防治安部隊(FDS)の反撃に遭い同テロリストは逃走し、その後空爆、無力化。
・25日: ナティアボアニ(Natiaboani(グルマ県:Gourma))の分遣隊をテロリスト(重機関銃を装備した車両、バイク乗車の数百人のテロリスト)が攻撃。戦闘は激しく、基地には1,000人近いテロリストが進軍してきた。大集団が離脱し、分遣隊に侵入したが空爆により阻止された。その後、逃走するテロリストを発見し複数回空爆を実施。
・25日: コングシ(Kongoussi (バム県:Bam))の北に位置するヤルカ(Yalka)地区において少なくとも1,000人のテロリストが第16迅速介入大隊(BIR)の臨時拠点を攻撃。戦闘後、空軍が数キロに渡って逃走するテロリストの隊列を発見し、同空軍は、同テロリストが大きな木の下で停車したところを空爆、無力化。
・25日午前7時頃: ワイグヤ(Ouahigouya (ヤテンガ県:Yatenga))のトエセン(Toessin)にある混成部隊が標的にされた。ソレ(Solle)の護衛から戻った迅速介入大隊(BIR)が警戒に当たり、逃亡者を追跡するためにワイグヤを出発。空中からの監視の下、激しい戦闘の末、多くの逃亡者を無力化。
最後の攻撃として、午後3時頃、タンクアルー(Tankoualou (グルマ県:Gourma))の分遣隊を1,000人のテロリストが攻撃しようとしていたところを空爆、無力化。
・25日: ドリ(Dori)教区(カトリック教会)は、エサカ村(Essakane(サヘル地方))において信徒15人が死亡(12人即死、3人が負傷のためCSPSで死亡)、2人が負傷したと発表。
・27日: ゼルボ(Emile ZERBO)国土行政・地方分権及び治安大臣は、コミュニケを発出し、国民に対し、不審事案について国防治安部隊(FDS)に対して通報するよう要請。
・27日: マリのシカソ(Sikasso)=ブグニ(Bougouni)間において交通事故が発生し、乗車していたブルキナファソ人40人の死者と10人以上の負傷者が発生。
【日本との関係】
・12日: 令和5年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「カディオゴ県クブリ市公立小学校井戸設置計画」の贈与契約(G/C)署名式を実施。
・22日: 天皇誕生日祝賀レセプションを開催。ブルキナファソ側からは、トラオレ外相ほか参加。
・29日: 令和5年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「カディオゴ県及びウブリテンガ県における実習農場整備計画」の贈与契約(G/C)署名式を実施。
【内政】
・4日: ナカナボ経済・財務・計画大臣は、ECOWAS脱退に関する単独インタビューにて、脱退に伴う経済的影響は限られており、今後もUEMOA(西アフリカ経済通貨同盟)には加盟し続ける意向である旨説明。
14日: 閣議にて、愛国支援基金(Fonds de soutien patriotique)の管理体制について、歳入の最高責任者を経済大臣に、歳出の最高責任者を国防大臣と指定する等の政令を採択。
・22日: 暫定立法議会(ALT)において、外国人の出入国及び滞在・自国民の出国に関する条件法案を可決。
【外政・協力】
・6-7日: カラカス(ベネズエラ)にて、第1回ブルキナファソ・ベネズエラ合同委員会を開催。
・7日: 暫定政府はECOWASから即時脱退する旨、重ねて声明を発出。
・12日-14日: ボロ外務次官は、AES高官会合を主宰。15日の閣僚会合の前段として、3国連邦の構想等につき協議が行われた。
・15日: ワガドゥグにてサヘル諸国同盟(AES)閣僚会合が開催され、3か国から国防、外務大臣含む閣僚が複数出席、連邦設立条約の起草や、戦略的パートナーの特定など複数の議題につき議論。
【治安】
・17日: 東部地方のガエリ(Gayeri)に迅速介入大隊(BIR)が配置。
・21日: ブルキナファソ内のテロリストグループJNIMの下部組織がブルキナファソにおいて都市部も含め攻撃、自爆テロも辞さない旨のビデオメッセージを流布。
・25日: 多数の連動したテロ攻撃が発生。
○ナティアボアニ(Natiaboani)の分遣隊をテロリストが攻撃。
○コングシ(Kongoussi)北のヤルカ(Yalka)地区において約1,000人のテロリストが第16迅速介入大隊(BIR)の臨時拠点を攻撃。
○ワイグヤのトエセン(Toessin)にある混成部隊が標的となった。
○タンクアルーの分遣隊を1,000人のテロリストが攻撃しようとしていたところを空爆した。
○ドリ(Dori)教区(カトリック教会)は、エサカン村(Essakane)において信徒15人が死亡(12人即死、3人が負傷のためCSPSで死亡)、2人が負傷したと発表。
・27日: ゼルボ(Emile ZERBO)国土行政・地方分権及び治安大臣は、コミュニケを発出し、国民に対し、不審事案について国防治安部隊(FDS)に対して通報するよう要請を行った。
【日本との関係】
・22日: 天皇誕生日祝賀レセプションを開催。ブルキナファソ側からは、トラオレ外相ほか参加。
【内政】
・4日: ナカナボ(Aboubakar NACANABO)経済・財務・計画大臣はECOWAS脱退に関する単独インタビューに応じ、脱退に伴う経済的影響は限られており、今後もUEMOA(西アフリカ経済通貨同盟)には加盟し続ける意向である旨説明。
・13日: 新たに建造された、全国農業会議所本部の落成式にソンビエ(Ismael SOMBIE)農業・畜産・水産資源大臣が臨席した。
: キエレム首相は、コメ・小麦の工業生産プロジェクトへの財界の参入を促進する会談を開催。
・14日: 閣議にて財務相の預金口座管理体制を変更し、公的資金の集中管理を可能にする政令を採択。
: 閣議にて、愛国支援基金(Fonds de soutien patriotique)の管理体制上、歳入の最高責任者を経済大臣に、歳出の最高責任者を国防大臣と指定する等の政令を採択。
・15日: キエレム首相は閣僚と会合を開催し、2023年に設定された政策目標の達成度を確認。
・22日: 暫定立法議会(ALT)において、外国人の出入国及び滞在・自国民の出国に関する条件法案を可決。
: 国家警察長官は、国家警察移動介入部隊群(GUMI)の第9グループの解散を命じた。(往電第254号)
・23日: 国家警察がコミュニケを発出し、23日以降、悪意ある記事が世論に混乱をまき散らし、(GUMI9以外の)他の移動介入部隊群(GUMI)員を動員して集団ストライキを起こさせようとしている上、GUMIの発砲事件に触れているが事実無根である旨発表。
【外政・協力】
・5日: クドゥグ(Koudougou)にて、25人のFDSに対する国際人道法研修の開始式典を実施。同研修は赤十字社やUNDPの支援により実現。
・6-7日: カラカス(ベネズエラ)にて、第1回ブルキナファソ・ベネズエラ合同委員会を開催。
・6日: ベネズエラ訪問中のトラオレ外務大臣は、テジェキア(Rafael TELLECHIA)石油大臣と意見交換し、ベネズエラ産石油製品のブルキナファソ輸出に関する覚書に署名。
・7日: ベネズエラ訪問中のトラオレ外務大臣は、民衆の擁護者(オンブズマンの一種)代表のアングロ(Alfredo Ruiz ANGULO)氏と会談し、ブルキナファソ調停官との今後の協力の可能性につき意見交換を行った。
: 暫定立法議会(ALT)代表団はベネズエラ国民議会を訪問し、ベネズエラ・ブルキナファソ友好議員連盟の設立式典に出席した。
: 閣議にて、ブルキナファソの低所得層による金融サービスの利用を容易にするプロジェクトに対する、アラブアフリカ経済開発銀行の約2,500万米ドルの融資が決定された。
: 暫定政府はECOWASから即時脱退する旨、重ねて声明を発出した。
・8日: ベネズエラ訪問中のトラオレ外務大臣は、ゴドイ(Alfred GODOY)宇宙活動長官と会談した。
・9日: ベネズエラ訪問中のトラオレ外務大臣は、ベネズエラ制裁対策センターを訪問した。
・12日-14日: ボロ(Issa BORO)外務次官は、AES高官会合を主宰した。15日に開催される閣僚会合の前段として、3国連邦の構想等につき協議が行われた。
・13日: レオ(Léo)にて、NGO「Saadon」と米国平和研究所(USIP)による共同事業「暴力的過激主義を防ぐ女性たち」第2期の開始式が執り行われた。
・14日: 閣議にて、在イスタンブール総領事館、在広州総領事館及び在ヒューストン名誉領事館の開館が決定。
・15日: トラオレ暫定大統領は、サヘル諸国同盟(AES)の閣僚団の表敬を受けた。閣僚は、AES専門家会合にて検討された、AES連邦化構想やAESの制度構造等につき、トラオレ暫定大統領に報告。
: ワガドゥグにてサヘル諸国同盟(AES)の閣僚会合が開催され、ブルキナファソ、マリ及びニジェールから、国防大臣や外務大臣含む閣僚が複数出席、連邦設立条約の起草や、戦略的パートナーの特定など複数の議題につき議論。
・27日: トラオレ外務大臣は、ブルキナファソ駐在の各国大使、国際機関代表などを集め、ブルキナファソがECOWASからマリ、ニジェールと共に脱退した経緯等について説明会を実施。
【経済・社会・文化】
・5日: カルググ(Robert Lucien Jean Claude KARGOUGOU)保健・公衆衛生大臣はクドゥグにてマラリアワクチン定期接種の開始式典に参加した。今後、子どもは4回に渡り、「RTS, S/SO1」ワクチンを接種する。
・7日: 閣議にて、軍事・準軍事用衣料品を製造するための半官半民の会社を設立することが決定。
・12日: 報道高等評議会(CSC)は、ブルキナファソに於ける燃料の値上げに関する虚偽の情報を流布したとして、「L’Economiste du Fasto」「Radio Omega」のメディア2社及びある「X」アカウントの所有者から事情聴取した。聴取の結果、メディア及びアカウント所有者は訂正の上で公式に謝罪した。
・15日: キエレム首相は「United Bank for Africa(UBA)」銀行のアラウバ(Olivier ALAWUBA)総裁一行の表敬を受けた。UBA銀行は暫定政府と協力し、農業やエネルギー等の分野での事業に資金を提供するとアラウバ総裁は述べた。
: 野菜生産局の職員らが北部地方を往訪し、ジャガイモの収穫を視察した。収穫されるジャガイモは、2023-2025年の農業・牧畜・漁業攻勢の一環として農業組合が受けとった種子や資材を元に生産したもの。
・20日: エネルギー・鉱山大臣による通達により、中小鉱山によって採掘される金とその他の希少物質等の輸出を禁止。
・23日: ボボデュラッソの大学病院にMRIが設置された。
【治安】
・1月29日-2月3日: サナ(Mohamoudou SANA)国土行政・分権化及び安全大臣付治安担当大臣は中央東部地方のFDS及びボランティア兵(VDP)部隊を訪問し激励。
・2日: 当地メディア(AIB)は、国防治安部隊(FDS)が、グルマ(Gourma)県タンワルブグー(Tanwalbougou)にある大規模なテロリストの基地を破壊したと発表。
: ブルキナファソ空軍は、コンピエンガ(Kompienga)県ナディアグー(Nadiagou)においてテロリストに対する空爆を実施。
・3日: 大勢のテロリストが東部地方のタウォリ(Tawori)から数キロ離れたグルマ(Gourma)県ブングー(Boungou)地区を襲撃したが、空軍による集中的な空爆などによって撃退された。
: FDSはセノ(Seno)県ファラゴントゥ(Falagountou)でテロリストの待ち伏せに遭ったが、迅速に反撃した結果、テロリストは逃走。
・5日: テロリストが、クルペロゴ(Koulpelogo)県ワルガイ(Ouargaye)近郊のクーゴ(Koogo)に所在するボランティア兵(VDP)の基地を攻撃したが、クーゴから3km離れたウエルギムシフ(Welgiemsifou)において空爆された。
・7日: グルマ(Gourma)県ガルニョワニ(Galgnoini)村をテロリストが襲撃、50人の市民が殺害された。
・12日: ナメンテンガ(Namentenga)県ブールサ(Boulsa)から30km離れたヤオンゴ(Yaongo)で、空爆に成功。
・13日: サンマテンガ(Sanmatenga)県ピシラ(Pissila)から約20キロ離れたギブガ(Guibga)とディブガ(Dibga)の間にあるナレ(Nare)でテロリストの大群が目撃された。同人らはバイクに乗車し、会議のため別のグループと合流しようとしていた。国道3号線で車列を攻撃するという企ては、ミサイルによって多くの犠牲者を出したため失敗。
・17日: 東部地方、ガエリ(Gayeri(コマンジャリ県:Komandjari))に迅速介入大隊(BIR)が配置。
・20日: JNIMのブークルデュムフン地方における幹部と目されるハッサヌ・イドリッサ・ボリ(Hassane Idrissa Boly)は、26人の仲間らと共に殺害された。
・21日: ブルキナファソ内のテロリストグループJNIMの下部組織がブルキナファソにおいて都市部も含め攻撃、自爆テロも辞さない旨のビデオメッセージを流布。
・22日: パマ(Pama (コンピエンガ県:Kompienga))の住民が物資・医療品を要求するデモを実施。
・23日: 午後6時頃、ペンサ(Pensa (サンマテンガ県:Sanmatenga))に所在するボランティア兵(VDP)の拠点に対して攻撃がなされたが、国防治安部隊(FDS)の反撃に遭い同テロリストは逃走し、その後空爆、無力化。
・25日: ナティアボアニ(Natiaboani(グルマ県:Gourma))の分遣隊をテロリスト(重機関銃を装備した車両、バイク乗車の数百人のテロリスト)が攻撃。戦闘は激しく、基地には1,000人近いテロリストが進軍してきた。大集団が離脱し、分遣隊に侵入したが空爆により阻止された。その後、逃走するテロリストを発見し複数回空爆を実施。
・25日: コングシ(Kongoussi (バム県:Bam))の北に位置するヤルカ(Yalka)地区において少なくとも1,000人のテロリストが第16迅速介入大隊(BIR)の臨時拠点を攻撃。戦闘後、空軍が数キロに渡って逃走するテロリストの隊列を発見し、同空軍は、同テロリストが大きな木の下で停車したところを空爆、無力化。
・25日午前7時頃: ワイグヤ(Ouahigouya (ヤテンガ県:Yatenga))のトエセン(Toessin)にある混成部隊が標的にされた。ソレ(Solle)の護衛から戻った迅速介入大隊(BIR)が警戒に当たり、逃亡者を追跡するためにワイグヤを出発。空中からの監視の下、激しい戦闘の末、多くの逃亡者を無力化。
最後の攻撃として、午後3時頃、タンクアルー(Tankoualou (グルマ県:Gourma))の分遣隊を1,000人のテロリストが攻撃しようとしていたところを空爆、無力化。
・25日: ドリ(Dori)教区(カトリック教会)は、エサカ村(Essakane(サヘル地方))において信徒15人が死亡(12人即死、3人が負傷のためCSPSで死亡)、2人が負傷したと発表。
・27日: ゼルボ(Emile ZERBO)国土行政・地方分権及び治安大臣は、コミュニケを発出し、国民に対し、不審事案について国防治安部隊(FDS)に対して通報するよう要請。
・27日: マリのシカソ(Sikasso)=ブグニ(Bougouni)間において交通事故が発生し、乗車していたブルキナファソ人40人の死者と10人以上の負傷者が発生。
【日本との関係】
・12日: 令和5年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「カディオゴ県クブリ市公立小学校井戸設置計画」の贈与契約(G/C)署名式を実施。
・22日: 天皇誕生日祝賀レセプションを開催。ブルキナファソ側からは、トラオレ外相ほか参加。
・29日: 令和5年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「カディオゴ県及びウブリテンガ県における実習農場整備計画」の贈与契約(G/C)署名式を実施。
(了)