ブルキナファソ月報(2024年5月)
令和6年7月2日
主な出来事 PDF版はこちら
【内政】
・25日: 国民会議(Assises nationales)が開催。移行期間を7月2日から60か月と定めた改正移行憲章の全会一致での採択及び発効。
・29日: 国家不安定化の罪で拘留されていたズングラナ(Emmanuel ZOUNGRANA)中佐の軟禁先からの仮釈放が認められた直後、別途再拘束。
・29日: 暫定政府反対派市民団体のSENS(Servir et non se servir)幹部を務めるカム(Guy Hervé KAM)弁護士が釈放された直後、自宅近辺で別途再拘束。
【外政・協力】
・3日: 当地米国大使館前にて、米国と英国によるヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のレポートを元にした共同声明を不満とする抗議集会の開催。
・8日: 新任のマルティノフ駐ブルキナファソ・ロシア大使がタプソバ(Ludovic TAPSOBA)駐ロシア・ブルキナファソ大使を往訪。
・16日: 閣議でフロール/スメルツニアック(Carol Bernadine FLORE-SMERECZNIAK)氏の次期国連常駐調整官(UNRC)への任命が決定。
【内政】
・6日: トラオレ暫定大統領は国内の農民に対し、約780億CFAフラン相当の農業牧畜機材と投入資材を供与。
・7日: 国民開発奉仕局(Service national pour le Devéloppement)が2023年8月から義務づけられている国民愛国奉仕活動の実施につき、実施体制の強化を発表。
・7日: 市民団体(OSC)の愛国戦線(Front Patriotique)はフェイスブック上に、国民会議の開会に先立つ政党活動の再開を呼びかける内容の声明を投稿。
・14日: バジエ(Bassolma BAZIÉ)国務大臣、公務員・労働・社会保護大臣が社会保障制度調整法の草案につき総務・制度・人権委員会(CADIGH:Commission parlementaire des affaires générales, institutionnelles et des droits humains)に説明。
・14日: 当地メディア(Netafrique)が、移行期間の尊重及び拉致・拘束された人々の無条件解放を求める市民団体(OSC)の国民救済連合(RSN:Rassemblement pour le Salut)の声明を受領。
・14日: 国民会議(Assises nationales)の開催日を25日及び26日に決定。
・16日: サヘル諸国同盟(AES)設立憲章の批准に係る暫定立法議会(ALT)での審議にトラオレ外務大臣が出席。
・17日: トラオレ暫定大統領は、2025年に稼働予定の軍・準軍事貯蓄信用協同組合(COMIPEC:Coopérative militaire et paramilitaire d’épargne et de crédit)に関し、FDSに対する説明会を実施。
・23日: 国民会議の傍聴を許可された報道各社のリストを公表。
・23日: トラオレ暫定大統領とボランティア兵(VDP)らがワガドゥグにて会合。
・25日: 国民会議(Assises nationales)が開催。移行期間を7月2日から60か月と定めた改正移行憲章の全会一致での採択及び発効。
・28日: 暫定立法議会(ALT)にてAESを設立するリプタコグルマ憲章の批准にかかる法案を全会一致で採択、同憲章を批准。
・29日: 国家不安定化の罪で拘留されていたズングラナ(Emmanuel ZOUNGRANA)中佐の軟禁先からの仮釈放が認められた直後、別途再拘束。
・29日: 暫定政府反対派市民団体のSENS(Servir et non se servir)幹部を務めるカム(Guy Hervé KAM)弁護士が釈放された直後、自宅近辺で別途再拘束。
【外政・協力】
・2日: 米国ニューヨーク往訪中のトラオレ(Karamoko Jean Marie TRAORÉ)外務・協力・在外ブルキナファソ人大臣は、ボロンコフ(Vladimir VORONKOV)UNOCT(国連テロ対策オフィス)事務次長と面会。
・2日: ウィタカー(Eric P. WHITAKER)当地米国臨時代理大使は、当地外務省から召喚を受け、4月29日に英国と共同で発表した、FDSの民間人殺戮に関する声明に対する暫定政府の反応を記した口上書を受領。
・3日: プーチン・ロシア大統領は、マルティノフ(Igor Alexandrovitch MARTYNOV)氏を駐ブルキナファソ・ロシア大使に任命。
・3日: 暫定政府が当地フランス大使公邸で行われている「秘密」工事が無許可であるとして、中断措置を命令。
・3日: 当地米国大使館前にて、米国と英国によるヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のレポートを元にした共同声明を不満とする抗議集会の開催。
・8日: マルティノフ新駐ブルキナファソ・ロシア大使がタプソバ(Ludovic TAPSOBA)駐ロシア・ブルキナファソ大使を往訪(於モスクワ)。
・9日: トーゴのピニウェ(Simwaque Doug-Ba PINIWÉ)高等視聴覚通信局(HAAC:Haute autorité de l’audovisuel et de la communication)が当地を訪問し、報道高等評議会(CSC)と意見交換。
・11日: 当地ロシア大使館が第2次世界大戦勝利79周年記念式典を開催。
・15日: インド企業「Swastik Trading Limited」社のサンジェイ(Madanraj Shah SANJAY)代表がディコ(Amadou DICKO)農業・畜産・水産資源大臣付畜産担当大臣を表敬、ワガドゥグで肥料や動物・魚の飼料を現地生産する事業計画につき説明。
・16日: 閣議でフロール/スメルツニアック(Carol Bernadine FLORE-SMERECZNIAK)氏の次期国連常駐調整官(UNRC)への任命が決定。
・16日: ブルキナファソ採掘事業者連盟(ACAB:Association des Carriers du Burkina)はワガドゥグ近辺の3か所にある、中国企業が保有する採石場を訪問し、中国企業によるダンピングを容認できないと抗議。
・17日: 当地中国大使館にて、中国・ブルキナファソ外交関係樹立6周年記念式典を開催。
・17日: ニジェール・ニアメーにて開催されたAES外相会合にトラオレ外務大臣が参加。
・20日: ライスィ(Ebrahim RAISSI)イラン大統領らの死亡に際し、キエレム首相が「ブルキナファソは信頼できる同盟国でありかけがえのない支援者」を失ったと発言。
・20日: トラオレ外務大臣は、当地往訪中のデル・レ(Emanuella DEL RE)EUサヘル担当特別代表の表敬を受け、サヘルの人々の意見を聞くことなくイニシアティブを取ることのないよう、デル・レ特別代表に希求。
・20日: ロシア・サンクトペテルブルクにて、タプソバ駐ロシア・ブルキナファソ大使が創立115周年を迎えるサンクトペテルブルク体育大学にエタロン勲章シュヴァリエ(médaille de Chevalier de l’ordre de l’étalon)を授与。
・21日: ボボデュラッソにて開催された中国-ブルキナファソ協力週間の開会式に王文章参事官が出席。
・21日: 暫定政府がアフリカ開発銀行(BAD)の支援を受け750億CFAフラン相当の農業案件を開始。
・21日: マイガ(Saidou MAIGA)駐モーリタニア・ブルキナファソ大使がガズアニ(Mohamed Ould Cheikh EL GHAZOUANI)モーリタニア大統領に信任状を捧呈。
・22日: 閣議にて、条約の批准を支援する組織として「国際条約・協定の批准・内諾・実施を監視するための国家技術委員会(CTNS:Comité technique national de suivi de la ratification, de l’internalisation et de la mise en œuvre des traités et des accords internationaux)」の設立が決定。
・26日: ニジェール、マリ、ブルキナファソ、チャド及びトーゴの軍隊がマリに近いニジェール西部で大規模な軍事演習を実施。
・26日: 親露団体が、ブルキナファソとロシアのボクサーによる交流試合を開催。
・30日: アフリカ経済開発アラブ銀行(BADEA)から石油製品輸入事業に275億CFAフランの融資を受けることが決定。
・30日: ファイ(Bassirou Diomaye FAYE)セネガル大統領が当地を公式友好実務訪問(Visite d'amitié et de travail)。
・31日: OHCHRが当地に於ける民間人の死者増加につき深刻な懸念を表明する報道発表を発出。
【経済・社会・文化】
・2日: トーゴ・ロメで開催された「西アフリカ・フード・フェスティバル(WAFFEST)」にて、ブルキナファソのヤメオゴ(Émilie YAMÉOGO)氏が西アフリカ最優秀調理人賞を受賞。
・15日: 慣習と伝統の記念日として、各地で伝統的な活動を実施。
・16日: 愛国支援基金(Fonds de soutien patriotique)が2024年1月から3月の間で310億CFAフランを徴収と政府情報筋が政府系メディアAIBに説明。
・16日: 暫定政府は、2024-2025年の綿花シーズンに於いて設定された生産目標を達成するため、生産者が投入資材を容易に入手できるよう、109億7,900万CFAフランの補助金を交付。
・17日: バコ/トラオレ(Fatoumata BAKO/TRAORÉ)経済・財政及び計画大臣付予算担当大臣は安定と開発行動計画(PA-SD)につき、2023年には予定していた活動の73.4%を実施したと発表。
・20日: グーバ(Yacouba Zabré GOUBA)エネルギー・鉱山及び採掘場大臣は、ブークルドゥムフン地方ムフン(Mouhoun)県バガシ(Bagassi)のヤラモコ(Yaramoko)金鉱で採掘するカナダ企業「Fortuna Silver Mines」社のデュラント(Jorge Alberto Ganoza DURANT)CEOを接受。
・20日: 憲兵隊第3大隊調査部経済・財務部門は国営電力会社SONABELの配電から不正に接続し、1,600万CFAフラン以上の損失をもたらしたとして3人の窃盗容疑者を摘発。
・21日: 金・貴金属売買企業「SOGESS Gold Trading」社がワガドゥグ新本社開所式典を開催。
・21日: 建設中のドンサン(Donsin)空港の工事が86%終了し、2025年末には飛行機の発着が可能になる旨、施工者が発表。
・22日: 閣議にて、ブルキナ商業銀行(BCB:Banque commerciale du Burkina)の国営化が決定。
・22日: 閣議にて、2023年のブルキナファソの経済・財政状況、2024年の動向、2025年から2027年の見通しにつきナカナボ(Aboubacar NACANABO)経済・財務・計画大臣が報告。
・23日: ブークルドゥムフン地方バレ(Balé)県のボリー(Ibrahim BOLY)知事は、ボロモ保健地区の地方疫病管理委員会の2024年度第1回通常会議の議長として、同地の麻疹風疹キャンペーンの結果を聴取。
・25日: ブークルドゥムフン地方バンワ(Banwa)県ソレンゾ(Solénzo)にて、16か月ぶりに電気が復旧。2023年2月17日に同県サナバ(Sanaba)で電線が切断されて以来、治安情勢により復旧が長らくできなかったもの。
・27日: 中央東部地方クリテンガ(Kouritenga)県クーペラ(Koupéla)の王宮にて、ナーバ・イェムデ(Naaba Yemdé。ナーバとは伝統的首長のこと。)が18人の村単位での伝統的首長の戴冠式を開催。
・29日: ディンガラ(Jacques Sosthène DINGARA)国民教育・識字及び国語促進大臣は、基礎・中等教育教育開発戦略計画(PSDEBS)に関し、ボボデュラッソにて第2回合同監視団(MCS)の閉会式に参加。
・29日: 閣議にて、コートジボワール在住ブルキナファソ人向けの生体認証付き領事証の製造に関し、「Alliance & Co」社と官民パートナーシップ協定(PPP)締結を決定。
・30日: 保健・公衆衛生省はワガドゥグでワークショップを開催し、顧みられない熱帯病と闘うための2024-2028年計画を採択。
【治安】
・1日: 中央北部地方サンマテンガ(Sanmatenga)県カヤ(Kaya)とサヘル地方セノ(Seno)県ドリ(Dori)を結ぶ国道で、FDSがテロリストを排除。
・4日: サヘル地方ヤガ(Yagha)県マンシラ(Mansila)及び北部地方ヤテンガ(Yatenga)県アオレマ(Aoréma)で、FDSが数人のテロリストを無力化。
・4日: FDSとボランティア兵(VDP)による、中央東部地方で航空機による攻撃の実施。
・5日: 中央東部地方クルペロゴ(Koupélogo)県スドゥギ(Soudougui)の分遣隊がテロリストを発見、ミサイル攻撃を実施。
・5日: 迅速介入部隊(BIR)がサヘル地方ヤガ(Yagha)県マンシラ(Mansila)近辺で掃討作戦を実施。
・8日: 閣議にて、巡査級2,000人ほか国家警察の職級毎の新規採用人数が2024年分につき決定。
・13日: 仏系メディア(RFI)が、東部地方グルマ(Gourma)県ファダングルマ(Fada-Ngourma)市の北方の村落タンクアルー(Tankoualou)周辺の村落に於ける、軍服着用者による村民100人程度の殺戮事件につき報道。
・14日: ブークルドゥムフン地方バンワ(Banwa)県タンシラ(Tansila)のVDPが襲撃してきたテロリスト33人を無力化。
・17日: 不審人物が大統領府の衛兵を襲撃、警備隊により迅速に制圧。
・17日: ワイグヤ(Ouahigouya)とティタオ(Titao)の間のレムヌーゴ(Lemmnoogo)地区で、FDSがテロリストを攻撃。
・17日: ナッスンブー(Nassoumbou)の北部で、FDSは上空から、金の採掘現場でテロリストが使用しているローダー、ショベルカー、バックホーローダーなどの採掘機器を発見し、爆弾によって破壊。
・17-20日: 東部地方で武装テロリストグループにより数人の兵士とVDPが殺害。
・18日: FDSがサヘル地方セノ(Seno)県セイテンガ(Seytenga)郊外でテロリストの隊列を攻撃。
・23日: 国土行政・分権化・治安省は、3-4月にワガドゥグで148人の容疑者が逮捕され、そのうち10人はテロ関連犯罪での逮捕であった旨発表。
・23日: 北部地方ヤテンガ県ワイグヤ(Ouahigouya)のウエドラオゴ(Issa OUÉDRAOGO)知事は、24日又は30日に暫定政権を支持し、祈祷師のトラオレ(Cheick Aboubacar TRAORÉ)氏の解放を求めるデモがSNS上で企画されているとして、デモの中止を希求。
・24日: 中央北部地方サンマテンガ(Sanmatenga)県マネ(Mané)にて、FDSが数百台のバイクに乗ったテロリストの集団を発見、空爆し、無力化。
・24日: ワガドゥグの国家警察学校(École nationale de police)にて開催された国家警察第53期の卒業式にて、777人の警察官が卒業。
・25日: 北部地方ヤテンガ(Yatenga)県クンブリ(Kounbri)への攻撃を企図するテロリストをFDSが発見、空爆し、無力化。
・25日: 中央北部地方ナメンテンガ(Namentenga)県ブルム(Bouroum)にて、木の下に集まりFDSの基地に前進していたテロリストをミサイルで空爆、逃走者はヘリから攻撃し、無力化。
・26日: 中央北部地方ブルサ(Boulsa)県ザンバンガ(Zambanga)がテロリストの襲撃を受けていたところを特殊部隊のゲパール(Guépard)部隊が追尾、テロ集団の先頭をドローンで攻撃後、生存者は下パール及びファントム(Phantom)部隊が無力化、一部逮捕。
【内政】
・25日: 国民会議(Assises nationales)が開催。移行期間を7月2日から60か月と定めた改正移行憲章の全会一致での採択及び発効。
・29日: 国家不安定化の罪で拘留されていたズングラナ(Emmanuel ZOUNGRANA)中佐の軟禁先からの仮釈放が認められた直後、別途再拘束。
・29日: 暫定政府反対派市民団体のSENS(Servir et non se servir)幹部を務めるカム(Guy Hervé KAM)弁護士が釈放された直後、自宅近辺で別途再拘束。
【外政・協力】
・3日: 当地米国大使館前にて、米国と英国によるヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のレポートを元にした共同声明を不満とする抗議集会の開催。
・8日: 新任のマルティノフ駐ブルキナファソ・ロシア大使がタプソバ(Ludovic TAPSOBA)駐ロシア・ブルキナファソ大使を往訪。
・16日: 閣議でフロール/スメルツニアック(Carol Bernadine FLORE-SMERECZNIAK)氏の次期国連常駐調整官(UNRC)への任命が決定。
【内政】
・6日: トラオレ暫定大統領は国内の農民に対し、約780億CFAフラン相当の農業牧畜機材と投入資材を供与。
・7日: 国民開発奉仕局(Service national pour le Devéloppement)が2023年8月から義務づけられている国民愛国奉仕活動の実施につき、実施体制の強化を発表。
・7日: 市民団体(OSC)の愛国戦線(Front Patriotique)はフェイスブック上に、国民会議の開会に先立つ政党活動の再開を呼びかける内容の声明を投稿。
・14日: バジエ(Bassolma BAZIÉ)国務大臣、公務員・労働・社会保護大臣が社会保障制度調整法の草案につき総務・制度・人権委員会(CADIGH:Commission parlementaire des affaires générales, institutionnelles et des droits humains)に説明。
・14日: 当地メディア(Netafrique)が、移行期間の尊重及び拉致・拘束された人々の無条件解放を求める市民団体(OSC)の国民救済連合(RSN:Rassemblement pour le Salut)の声明を受領。
・14日: 国民会議(Assises nationales)の開催日を25日及び26日に決定。
・16日: サヘル諸国同盟(AES)設立憲章の批准に係る暫定立法議会(ALT)での審議にトラオレ外務大臣が出席。
・17日: トラオレ暫定大統領は、2025年に稼働予定の軍・準軍事貯蓄信用協同組合(COMIPEC:Coopérative militaire et paramilitaire d’épargne et de crédit)に関し、FDSに対する説明会を実施。
・23日: 国民会議の傍聴を許可された報道各社のリストを公表。
・23日: トラオレ暫定大統領とボランティア兵(VDP)らがワガドゥグにて会合。
・25日: 国民会議(Assises nationales)が開催。移行期間を7月2日から60か月と定めた改正移行憲章の全会一致での採択及び発効。
・28日: 暫定立法議会(ALT)にてAESを設立するリプタコグルマ憲章の批准にかかる法案を全会一致で採択、同憲章を批准。
・29日: 国家不安定化の罪で拘留されていたズングラナ(Emmanuel ZOUNGRANA)中佐の軟禁先からの仮釈放が認められた直後、別途再拘束。
・29日: 暫定政府反対派市民団体のSENS(Servir et non se servir)幹部を務めるカム(Guy Hervé KAM)弁護士が釈放された直後、自宅近辺で別途再拘束。
【外政・協力】
・2日: 米国ニューヨーク往訪中のトラオレ(Karamoko Jean Marie TRAORÉ)外務・協力・在外ブルキナファソ人大臣は、ボロンコフ(Vladimir VORONKOV)UNOCT(国連テロ対策オフィス)事務次長と面会。
・2日: ウィタカー(Eric P. WHITAKER)当地米国臨時代理大使は、当地外務省から召喚を受け、4月29日に英国と共同で発表した、FDSの民間人殺戮に関する声明に対する暫定政府の反応を記した口上書を受領。
・3日: プーチン・ロシア大統領は、マルティノフ(Igor Alexandrovitch MARTYNOV)氏を駐ブルキナファソ・ロシア大使に任命。
・3日: 暫定政府が当地フランス大使公邸で行われている「秘密」工事が無許可であるとして、中断措置を命令。
・3日: 当地米国大使館前にて、米国と英国によるヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)のレポートを元にした共同声明を不満とする抗議集会の開催。
・8日: マルティノフ新駐ブルキナファソ・ロシア大使がタプソバ(Ludovic TAPSOBA)駐ロシア・ブルキナファソ大使を往訪(於モスクワ)。
・9日: トーゴのピニウェ(Simwaque Doug-Ba PINIWÉ)高等視聴覚通信局(HAAC:Haute autorité de l’audovisuel et de la communication)が当地を訪問し、報道高等評議会(CSC)と意見交換。
・11日: 当地ロシア大使館が第2次世界大戦勝利79周年記念式典を開催。
・15日: インド企業「Swastik Trading Limited」社のサンジェイ(Madanraj Shah SANJAY)代表がディコ(Amadou DICKO)農業・畜産・水産資源大臣付畜産担当大臣を表敬、ワガドゥグで肥料や動物・魚の飼料を現地生産する事業計画につき説明。
・16日: 閣議でフロール/スメルツニアック(Carol Bernadine FLORE-SMERECZNIAK)氏の次期国連常駐調整官(UNRC)への任命が決定。
・16日: ブルキナファソ採掘事業者連盟(ACAB:Association des Carriers du Burkina)はワガドゥグ近辺の3か所にある、中国企業が保有する採石場を訪問し、中国企業によるダンピングを容認できないと抗議。
・17日: 当地中国大使館にて、中国・ブルキナファソ外交関係樹立6周年記念式典を開催。
・17日: ニジェール・ニアメーにて開催されたAES外相会合にトラオレ外務大臣が参加。
・20日: ライスィ(Ebrahim RAISSI)イラン大統領らの死亡に際し、キエレム首相が「ブルキナファソは信頼できる同盟国でありかけがえのない支援者」を失ったと発言。
・20日: トラオレ外務大臣は、当地往訪中のデル・レ(Emanuella DEL RE)EUサヘル担当特別代表の表敬を受け、サヘルの人々の意見を聞くことなくイニシアティブを取ることのないよう、デル・レ特別代表に希求。
・20日: ロシア・サンクトペテルブルクにて、タプソバ駐ロシア・ブルキナファソ大使が創立115周年を迎えるサンクトペテルブルク体育大学にエタロン勲章シュヴァリエ(médaille de Chevalier de l’ordre de l’étalon)を授与。
・21日: ボボデュラッソにて開催された中国-ブルキナファソ協力週間の開会式に王文章参事官が出席。
・21日: 暫定政府がアフリカ開発銀行(BAD)の支援を受け750億CFAフラン相当の農業案件を開始。
・21日: マイガ(Saidou MAIGA)駐モーリタニア・ブルキナファソ大使がガズアニ(Mohamed Ould Cheikh EL GHAZOUANI)モーリタニア大統領に信任状を捧呈。
・22日: 閣議にて、条約の批准を支援する組織として「国際条約・協定の批准・内諾・実施を監視するための国家技術委員会(CTNS:Comité technique national de suivi de la ratification, de l’internalisation et de la mise en œuvre des traités et des accords internationaux)」の設立が決定。
・26日: ニジェール、マリ、ブルキナファソ、チャド及びトーゴの軍隊がマリに近いニジェール西部で大規模な軍事演習を実施。
・26日: 親露団体が、ブルキナファソとロシアのボクサーによる交流試合を開催。
・30日: アフリカ経済開発アラブ銀行(BADEA)から石油製品輸入事業に275億CFAフランの融資を受けることが決定。
・30日: ファイ(Bassirou Diomaye FAYE)セネガル大統領が当地を公式友好実務訪問(Visite d'amitié et de travail)。
・31日: OHCHRが当地に於ける民間人の死者増加につき深刻な懸念を表明する報道発表を発出。
【経済・社会・文化】
・2日: トーゴ・ロメで開催された「西アフリカ・フード・フェスティバル(WAFFEST)」にて、ブルキナファソのヤメオゴ(Émilie YAMÉOGO)氏が西アフリカ最優秀調理人賞を受賞。
・15日: 慣習と伝統の記念日として、各地で伝統的な活動を実施。
・16日: 愛国支援基金(Fonds de soutien patriotique)が2024年1月から3月の間で310億CFAフランを徴収と政府情報筋が政府系メディアAIBに説明。
・16日: 暫定政府は、2024-2025年の綿花シーズンに於いて設定された生産目標を達成するため、生産者が投入資材を容易に入手できるよう、109億7,900万CFAフランの補助金を交付。
・17日: バコ/トラオレ(Fatoumata BAKO/TRAORÉ)経済・財政及び計画大臣付予算担当大臣は安定と開発行動計画(PA-SD)につき、2023年には予定していた活動の73.4%を実施したと発表。
・20日: グーバ(Yacouba Zabré GOUBA)エネルギー・鉱山及び採掘場大臣は、ブークルドゥムフン地方ムフン(Mouhoun)県バガシ(Bagassi)のヤラモコ(Yaramoko)金鉱で採掘するカナダ企業「Fortuna Silver Mines」社のデュラント(Jorge Alberto Ganoza DURANT)CEOを接受。
・20日: 憲兵隊第3大隊調査部経済・財務部門は国営電力会社SONABELの配電から不正に接続し、1,600万CFAフラン以上の損失をもたらしたとして3人の窃盗容疑者を摘発。
・21日: 金・貴金属売買企業「SOGESS Gold Trading」社がワガドゥグ新本社開所式典を開催。
・21日: 建設中のドンサン(Donsin)空港の工事が86%終了し、2025年末には飛行機の発着が可能になる旨、施工者が発表。
・22日: 閣議にて、ブルキナ商業銀行(BCB:Banque commerciale du Burkina)の国営化が決定。
・22日: 閣議にて、2023年のブルキナファソの経済・財政状況、2024年の動向、2025年から2027年の見通しにつきナカナボ(Aboubacar NACANABO)経済・財務・計画大臣が報告。
・23日: ブークルドゥムフン地方バレ(Balé)県のボリー(Ibrahim BOLY)知事は、ボロモ保健地区の地方疫病管理委員会の2024年度第1回通常会議の議長として、同地の麻疹風疹キャンペーンの結果を聴取。
・25日: ブークルドゥムフン地方バンワ(Banwa)県ソレンゾ(Solénzo)にて、16か月ぶりに電気が復旧。2023年2月17日に同県サナバ(Sanaba)で電線が切断されて以来、治安情勢により復旧が長らくできなかったもの。
・27日: 中央東部地方クリテンガ(Kouritenga)県クーペラ(Koupéla)の王宮にて、ナーバ・イェムデ(Naaba Yemdé。ナーバとは伝統的首長のこと。)が18人の村単位での伝統的首長の戴冠式を開催。
・29日: ディンガラ(Jacques Sosthène DINGARA)国民教育・識字及び国語促進大臣は、基礎・中等教育教育開発戦略計画(PSDEBS)に関し、ボボデュラッソにて第2回合同監視団(MCS)の閉会式に参加。
・29日: 閣議にて、コートジボワール在住ブルキナファソ人向けの生体認証付き領事証の製造に関し、「Alliance & Co」社と官民パートナーシップ協定(PPP)締結を決定。
・30日: 保健・公衆衛生省はワガドゥグでワークショップを開催し、顧みられない熱帯病と闘うための2024-2028年計画を採択。
【治安】
・1日: 中央北部地方サンマテンガ(Sanmatenga)県カヤ(Kaya)とサヘル地方セノ(Seno)県ドリ(Dori)を結ぶ国道で、FDSがテロリストを排除。
・4日: サヘル地方ヤガ(Yagha)県マンシラ(Mansila)及び北部地方ヤテンガ(Yatenga)県アオレマ(Aoréma)で、FDSが数人のテロリストを無力化。
・4日: FDSとボランティア兵(VDP)による、中央東部地方で航空機による攻撃の実施。
・5日: 中央東部地方クルペロゴ(Koupélogo)県スドゥギ(Soudougui)の分遣隊がテロリストを発見、ミサイル攻撃を実施。
・5日: 迅速介入部隊(BIR)がサヘル地方ヤガ(Yagha)県マンシラ(Mansila)近辺で掃討作戦を実施。
・8日: 閣議にて、巡査級2,000人ほか国家警察の職級毎の新規採用人数が2024年分につき決定。
・13日: 仏系メディア(RFI)が、東部地方グルマ(Gourma)県ファダングルマ(Fada-Ngourma)市の北方の村落タンクアルー(Tankoualou)周辺の村落に於ける、軍服着用者による村民100人程度の殺戮事件につき報道。
・14日: ブークルドゥムフン地方バンワ(Banwa)県タンシラ(Tansila)のVDPが襲撃してきたテロリスト33人を無力化。
・17日: 不審人物が大統領府の衛兵を襲撃、警備隊により迅速に制圧。
・17日: ワイグヤ(Ouahigouya)とティタオ(Titao)の間のレムヌーゴ(Lemmnoogo)地区で、FDSがテロリストを攻撃。
・17日: ナッスンブー(Nassoumbou)の北部で、FDSは上空から、金の採掘現場でテロリストが使用しているローダー、ショベルカー、バックホーローダーなどの採掘機器を発見し、爆弾によって破壊。
・17-20日: 東部地方で武装テロリストグループにより数人の兵士とVDPが殺害。
・18日: FDSがサヘル地方セノ(Seno)県セイテンガ(Seytenga)郊外でテロリストの隊列を攻撃。
・23日: 国土行政・分権化・治安省は、3-4月にワガドゥグで148人の容疑者が逮捕され、そのうち10人はテロ関連犯罪での逮捕であった旨発表。
・23日: 北部地方ヤテンガ県ワイグヤ(Ouahigouya)のウエドラオゴ(Issa OUÉDRAOGO)知事は、24日又は30日に暫定政権を支持し、祈祷師のトラオレ(Cheick Aboubacar TRAORÉ)氏の解放を求めるデモがSNS上で企画されているとして、デモの中止を希求。
・24日: 中央北部地方サンマテンガ(Sanmatenga)県マネ(Mané)にて、FDSが数百台のバイクに乗ったテロリストの集団を発見、空爆し、無力化。
・24日: ワガドゥグの国家警察学校(École nationale de police)にて開催された国家警察第53期の卒業式にて、777人の警察官が卒業。
・25日: 北部地方ヤテンガ(Yatenga)県クンブリ(Kounbri)への攻撃を企図するテロリストをFDSが発見、空爆し、無力化。
・25日: 中央北部地方ナメンテンガ(Namentenga)県ブルム(Bouroum)にて、木の下に集まりFDSの基地に前進していたテロリストをミサイルで空爆、逃走者はヘリから攻撃し、無力化。
・26日: 中央北部地方ブルサ(Boulsa)県ザンバンガ(Zambanga)がテロリストの襲撃を受けていたところを特殊部隊のゲパール(Guépard)部隊が追尾、テロ集団の先頭をドローンで攻撃後、生存者は下パール及びファントム(Phantom)部隊が無力化、一部逮捕。
(了)