令和6年度対ブルキナファソ無償資金協力「食糧援助」に係る書簡の署名・交換式(2024年10月10日)
令和6年10月14日
案件名 | 令和6年度対ブルキナファソ無償資金協力「食糧援助」 |
供与限度額 | 6.00億円 |
案件概要 | 食糧援助規約に関連して行われる食糧援助を実施するために必要な生産物及び役務の購入 |
10月10日、ブルキナファソ外務・地域協力・在外ブルキナファソ人省内において、長島大使とトラオレ外務・地域協力・在外ブルキナファソ人大臣との間で、供与額6億円の無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の署名と交換が行われました。
ブルキナファソは、サハラ砂漠南端に位置する内陸国で、国土の大部分が乾燥しており気候変動の影響を受けているほか、近年の治安情勢の悪化に伴って農地へのアクセスが大きく制限され、さらには物価上昇により食料価格が高騰する中、食料確保が深刻な問題となっています。
我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、「食料危機対応・持続可能な農業生産支援」に取り組むことを表明しています。また、昨年5月に開催したG7広島サミットにおいても、食料安全保障危機の影響を受ける脆弱な国や地域に対して、食料及び栄養関連分野における支援を継続することを表明しており、この協力はこれらの表明を具体化するものです。
式典において、トラオレ外務・地域協力・在外ブルキナファソ人大臣は、本署名は日本とブルキナファソの模範的な友好関係を改めて賞賛する機会であると述べ、ブルキナファソ政府を代表して、日本の政府及び国民に対し、感謝の意を表しました。
長島大使からは、今回の案件を通じて供与される米の3分の1は、人道活動省と地元NGOと協力して無償配布されることになっていて、残りの3分の2の米については市場にて販売され、同資金は積み立てられた上で経済社会分野における開発プロジェクトの資金(見返り資金)に充てられる旨発言しました。またブルキナファソが直面している課題、特に200万人を超える社会的弱者への人道支援に、特に関心を向けている旨発言しました。
署名式の様子 |
大使のスピーチ |
トラオレ外相との記者会見 |
集合写真 |