ブルキナファソ月報(2025年3月)

令和7年4月15日

主な出来事
【内政】
・14日:ウエドラオゴ首相は暫定立法議会(ALT)にて「国家の現状に関する発表」と題した演説を実施。
・28日:ALTにて、「AES設立条約」を批准する法案が成立。
 
【外政・協力】
・5日:閣議は、クリバリ(Kassoum COULIBALY)氏の、駐米国ブルキナファソ特命全権大使への任命を決定。
・10日:トラオレ大統領は、ブルキナファソに公式訪問中のマハマ・ガーナ大統領と会談。
・14日:パリージャ(Bruno Eduardo Rodriguez PARRILLA)キューバ外務大臣が当地を友好実務訪問し、トラオレ大統領及びトラオレ外務大臣と会談したほか、トマ・サンカラ記念館を訪問。
                                                                         
【治安】
・10-11日:ブークルドゥムフン地方バンワ(Banwa)県ソレンゾ(Solenzo)にてFDS及びボランティア兵(VDP)が民間人を殺りくしたと仏系メディア(RFI)が報道。
・28日:東部地方タポア(Tapoa)県ディアパガ(Diapaga)にてテロ攻撃が発生し、FDS及びボランティア兵(VDP)約50人が死亡と仏系メディア(RFI)が報道。
 
【日本との関係】
・6日:長島大使は、令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ブルキナファソ国立図書館拡張計画」署名式に参加。
・7日:長島大使は、2023年度食糧援助の引渡し式に参加。
・21日:長島大使は、新規・元国費留学生の交流会に参加。
・23日:当地メディアが、「日本の足跡をたどるブルキナファソ:未来を発明する勇気」と題した、ズングラナ(Edwige Wendiso ZOUNGRANA)氏による寄稿を掲載。
 

【内政】
5日:閣議は、2024年7月6日に署名された「AES設立条約」を批准する法案の暫定立法議会(ALT)提出を決定。
14日:ウエドラオゴ首相は暫定立法議会(ALT)にて「国家の現状に関する発表」と題した演説を実施。
15日:政府は、10-11日にソレンゾ地域にて民間人の殺戮が発生したといった報道は偽情報であり、国民に冷静を促すと同時に、印象操作の実行犯に警告する旨のコミュニケを発出。
20日:トラオレ大統領は訪問中の中央プラトー地方ウブリテンガ(Oubritenga)県ジニアレ(Ziniaré)にて演説し、「ブルキナファソは帝国主義者からの独立戦争の真っ最中にある」旨発言。
22日:ウエドラオゴ首相は、ボボデュラッソにて、国立水林学校の特別部隊第1期生の卒業式を主宰。
24日:ALTにて、新関税法が成立。
26日:閣議にて、国営会社「ブルキナファソ運輸・物流公社(Faso Transit et Logistique:Société de Transit et Logistique du Burkina Faso)」の設立を決定。
26日:閣議にて、「学校評議会(Conseil de l’école)」の設立を決定。
28日:ALTにて、「AES設立条約」を批准する法案が成立。



【外政・協力】
5日:閣議は、ハッサン(Boubakar HASSAN)氏の駐ブルキナファソ・ニジェール特命全権大使任命に対するアグレマンを了承。
5日:閣議は、ホッカチ・エシルゲン(Feriba Duygu HOKKACI ESIRGEN)氏の駐ブルキナファソ・トルコ特命全権大使任命に対するアグレマンを了承。
5日:閣議は、法王庁大使に対するアグレマンを了承。
5日:閣議は、クリバリ(Kassoum COULIBALY)氏の、駐米国ブルキナファソ特命全権大使への任命を決定。
10日:トラオレ大統領は、ブルキナファソに公式訪問中のマハマ・ガーナ大統領と会談。
11日:トラオレ大統領は、水資源と土地開発に資すべく、国家予算で購入された130億CFAフラン相当の機材の引渡し式に出席。
12日:閣議にて、世銀による、保健分野における有償・無償支援の批准、アフリカ開発銀行による、インフラ分野における有償支援の批准が決定。
13日:アサンテ(Obedo ASANTE)「ガーナ・ナッツ(Ghana Nuts Limited)」社社長がトラオレ外務大臣に表敬訪問。
14日:パリージャ(Bruno Eduardo Rodriguez PARRILLA)キューバ外務大臣が当地を友好実務訪問し、トラオレ大統領及びトラオレ外務大臣と会談したほか、トマ・サンカラ記念館を訪問。
18日:AES外相声明にて、マリ、ブルキナファソ及びニジェールが仏語圏国際機関(OIF)から脱退した旨表明。
24日:外務・地域協力・在外ブルキナファソ人省は、当地の国連機関の一部が、テロリストやVDPを「非国家武装集団」や「民兵」と表現していることを遺憾とし、国連常駐調整官(UNRC)を招集。
24日:トラオレ外務大臣はカタールを友好実務訪問し、アル・ムライキ(Sultan Ben Saad AL-MURAIKI)カタール外務国務大臣と会談。
25日:トラオレ外務大臣は友好実務訪問しているカタールにてアル・ガニム(Ghanem Bin Shaheen AL-GHANIM)寄進・イスラム担当大臣、アル・アティヤ(Abdullah Bin Hamad Bin Abdullah AL-ATTIYA)自治担当大臣及びアル・ヌアイミ(Buthaina bint Ali Al Jabr AL-NUAIMI)社会担当・家族担当大臣と会談。
28日:カブレ/カボレ(Bebgnasgnan Stella Eldine KABRÉ/KABORÉ)外務・地域協力及び在外ブルキナファソ人大臣付地域協力担当大臣は、ブルキナファソにおける国連持続可能な開発暫定行動計画(UNIDAP)の3つの変革プログラムを検証するワークショップに参加。



【経済・社会・文化】
8日:全国で国際女性の日を慶祝。
19日:閣議にて、経済・財務省が2024年の経済動向及び2025年から2027年の見通しを発表。2024年の経済活動は、第一次産業及び第三次産業の成長が認められ、成長率が5.1%。インフレ率は4.2%。
20日:トラオレ大統領は、中国=ブルキナファソ・セメント工業会社(CISINOB)が建設したセメント工場の落成式に参加。
21日:2026年サッカー・ワールドカップ予選にて、ブルキナファソがジブチに4-1で勝利。
24日:中央南部地方ナウリ(Nahouri)県ポー(Pô)にて麻薬対策ユニットが粗悪飲料220箱を押収。
31日:全国でラマダン明けを慶祝。



【治安】
5日:経済平和研究所(Institute for Economics and Peace)が公表した「Global Terrorism Index 2025」にてブルキナファソが2年連続でテロの被害を最も多く受けた国に選出。
5日:ブークルドゥムフン地方スル(Sourou)県イェ(Yé)にて、犯罪者集団がFDSを待ち伏せしたが、FDSにより撃退。
5日:東部地方タポア(Tapoa)県カンチャリ(Kantchari)にて、第24迅速介入大隊(BIR24)は犯罪者集団を攻撃し、数名を無力化。
6日:中央北部地方バム(Bam)県コングシ(Kongoussi)にて、BIR16が犯罪者集団を無力化。
7-8日:ブークルドゥムフン地方バンワ(Banwa)県サナバ(Sanaba)にて、FDSが即席爆発装置(IED)を仕掛ける集団を無力化。
9日:中央北部地方バム県サグエム(Sagouem)及びマフル(Mafoulou)にてFDS及びボランティア兵(VDP)がテロ攻撃を撃退。
10日:中央西部地方ジロ(Ziro)県スル(Sourou)にて、FDSの分遣隊がテロリストにより攻撃を受け、反撃したところ、70人以上のテロリストを無力化。
10-11日:ブークルドゥムフン地方バンワ(Banwa)県ソレンゾ(Solenzo)にてFDS及びボランティア兵(VDP)が民間人を殺りくしたと仏系メディア(RFI)が報道。
14-15日:国内北部及び東部にて軍及び警察拠点がテロリストにより攻撃され、警察官が少なくとも12人死亡したと仏系メディア(RFI)が報道。
16日:中央北部地方バム県ブルザンガ(Bourzanga)にて、FDSが犯罪者を待ち伏せし、無力化。
17日:中央北部地方バム県ペンサ(Pensa)にて、BIR8がテロリストを無力化。
28日:東部地方タポア(Tapoa)県ディアパガ(Diapaga)にてテロ攻撃が発生し、FDS及びボランティア兵(VDP)約50人が死亡と仏系メディア(RFI)が報道。



【日本との関係】
6日:長島大使は、令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ブルキナファソ国立図書館拡張計画」署名式に参加。
7日:長島大使は、2023年度食糧援助の引渡し式に参加。
21日:長島大使は、新規・元国費留学生の交流会に参加。
23日:当地メディアが、「日本の足跡をたどるブルキナファソ:未来を発明する勇気」と題した、ズングラナ(Edwige Wendiso ZOUNGRANA)氏による寄稿を掲載。


(了)