ブルキナファソ月報(2025年10月)
令和7年11月10日
主な出来事
【内政】
【外政】
【経済】
【社会・文化】
【内政】
- 16日:閣議にて、NGOに対して、受領・使用する資金の追跡可能性を確保するために、その利用可能口座の開設を財務省預金銀行(BDT)のみに限定し、その口座をBDTに置くことを義務付ける政令案が出された。
- 28日:暫定立法議会は全会一致で独立選挙管理委員会(CENI)の解散法案を可決し、トラオレ大統領の方針に沿って、選挙制度の主権的管理強化と行政効率化を目的とした制度改革が進められることとなった。
【外政】
- 5日:UEMOA閣僚理事会議長にナカナボ(Aboubakar Nacanabo)経済・財務大臣が就任した(任期は2年)。
- 24日:国連創設80周年記念式典でトラオレ外相は、「より公正で現実的な改革」を国連に求め、各国民の利益に直結する包摂的で効果的な国際協力体制の構築を訴えた。
【経済】
- 10日:第1回ブルキナファソ投資国際フォーラムが開催され、トラオレ大統領は、投資家代表団との意見交換にて、ブルキナファソには投資機会があることや、有利な法的枠組み、汚職の撲滅について言及した。
【社会・文化】
- 20日:観光省は、芸術家及び文化関係者に、今後は海外での文化活動について、渡航先のブルキナファソ大使館及び領事館に届け出る必要があることを決定した。
- 3日:ウエドラオゴ首相は「シニア・ボランティア」と「ディアスポラ・ボランティア」制度を公式に立ち上げ、国内外の人材を動員して教育・保健・農業など各分野での世代間継承と地域発展を促進した。
- 3日:ウエドラオゴ首相は「国家・NGO協議会」にて、テロ資金対策と透明性強化をテーマに政府とNGO団体の連携を再確認、手続き簡素化やデジタル化など支援策を発表した。
- 9日:閣議にて、大企業の国内本社設置義務法案の議会送付を承認し、主権強化・税収拡大・雇用・不動産投資促進、建築品質・環境持続性を担保した。
- 16日:閣議にて、公共の場所での喫煙禁止が17日から施行。
- 16日:閣議にて、NGOに対して、受領・使用する資金の追跡可能性を確保するために、その利用可能口座の開設を財務省預金銀行(BDT)のみに限定し、その口座をBDTに置くことを義務付ける政令案が出された。
- 28日:暫定立法議会は全会一致で独立選挙管理委員会(CENI)の解散法案を可決し、トラオレ大統領の方針に沿って、選挙制度の主権的管理強化と行政効率化を目的とした制度改革が進められることとなった。
- 31日:ワガドゥグのサンカラ記念碑で国家殉難者の日の式典が行われた。
【外政】
- 2日:閣議にて、6月にサンクトペテルブルクで署名された、平和目的での原子力利用に関するブルキナファソ政府とロシア連邦政府間の協力協定の批准を承認する法案を暫定立法議会に送付する旨決定した。
- 2日:9月29日から10月2日まで、モロッコとブルキナファソの協力実施を監督する合同軍事委員会が主催された。特に、モロッコの軍事学校におけるブルキナファソ人幹部の訓練等の人材育成が強化された。
- 3日:ブルキナファソ、マリ、ニジェールの通信担当相がワガドゥグで会合を開き、AES共通ラジオ局の準備状況を確認し、主権・地域連帯・発展促進を目的とする放送の近日開始を発表した。
- 5日:UEMO閣僚理事会議長にナカナボ(Aboubakar Nacanabo)経済・財務大臣が就任した(任期は2年)。
- 7日:トラオレ外相はベッカー当地独大使と会談し、二国間協力の継続強化を確認した。
- 16日:ワガドゥグで第13回ブルキナファソ・ガーナ合同協力委員会専門家会合が開催され、2018年の第12回会合の成果を検証するとともに、安全保障、司法、交通など多分野にわたる新たな協力協定案の策定に向けた協議が行われた。
- 16日:閣議にて、アルミモニ氏(Saad Misfer Ahmed ALMIMONI)を当地サウジアラビア大使として任命することに合意した。
- 16日:閣議にて、恒久居住者制度の実施細則に関し、取得条件・手続が規定された。
- 20日:エジプトで開催された「持続可能な平和と開発のためのアスワン・フォーラム」の傍らで、AES加盟国とエジプトの外相会談が行われ、両者はインフラや投資分野を中心とする経済協力の強化および首脳間交流の推進に向けて連携を深めることで一致した。
- 22日:ワガドゥグでブルキナファソとモロッコ王国の第5回合同協力委員会専門家会議が開催され、両国は第4回会合の成果を検証しつつ、安全保障、教育、農業など多分野における新たな協力協定案を協議し、11月の閣僚級会合での署名に向けた調整を行った。
- 23日:閣議にて、中期の原子力発電導入を視野に、ウィーン条約(1963)「原子力損害に対する民事責任」の批准承認法案を審議・可決、暫定立法議会に送付。
- 24日:国連創設80周年記念式典でトラオレ外相は、「より公正で現実的な改革」を国連に求め、各国民の利益に直結する包摂的で効果的な国際協力体制の構築を訴えた。
- 28日:トラオレ外相は国連機関の新代表2名、IOMのクンバー(David COOMBER)氏とUNIDOのウエドラオゴ(Karamoko Jean Marie TRAORE)氏と会談し、両者は移民管理や産業開発分野でブルキナファソ政府を支援する意向を表明した。
- 30日:外務省は、同国に新たに着任した外交団及び国際機関職員を対象に、外交特権と免除に関する説明・研修会を開催した。
【経済(含む経済協力)】
- 7日:ウエドラオゴ首相は、セネガルで開催された投資フォーラム「Invest in Sénégal 2025」に参加し、テロ対策と資源分配改革を柱とする「人民革命」により主権国家としての再構築を進めるブルキナファソの姿勢を強調した。
- 10日:第1回ブルキナファソ投資国際フォーラムが開催され、トラオレ大統領は、投資家代表団との意見交換にて、ブルキナファソには投資機会があることや、有利な法的枠組み、汚職の撲滅について言及した。
- 18日:サコワンセ–クドゥグ(RN14)道路が開通した。
- 29日:ワガドゥグでブルキナファソとガーナの港湾協力フォーラムが開かれ、両国の官民代表が物流協力強化やテマ・タコラディ港経由の輸送円滑化について協議し、手続きのデジタル化や通関費用削減に向けた取り組み強化を確認した。
- 30日:ワガドゥグ国際空港にブルキナファソの国営航空会社エア・ブルキナの新機「エンブラエル190」が到着した。
【社会・文化】
- 8日:政府はABCA主導で国内外(ディアスポラ含む)の企画・制作・プロモーションを支援する映画資金「Faso Films Fonds」(予算10億CFA)第1回公募を開始し、雇用創出と国際競争力強化に向けた映画産業化を促進すると発表した。
- 20日:観光省は、芸術家及び文化関係者に、今後は海外での文化活動について、渡航先のブルキナファソ大使館及び領事館に届け出る必要があることを決定した。
【日本との関係】
- 24日:長島大使は、日本の見返り資金によって建設されたワガドゥグの武道館で開催された空手道全国大会に招待され、観戦した。