令和4年度国際機関連携無償資金協力「都市部における避難民及びホストコミュニティの社会的・経済的包摂計画(UN連携/UN-Habitat実施)」引き渡し式(2025年12月9日)

令和7年12月16日
2025年12月9日、長島大使は、サンマテンガ県ブスマ市において、国際連合人間居住計画(UN-HABITAT)及びブルキナファソ都市計画・住居省と協力して実施している「都市部における避難民及びホストコミュニティの社会的・経済的包摂計画」プロジェクトの住宅引き渡し式に出席しました。
 
本プロジェクトは、日本政府の国際機関連携無償資金協力(供与限度額約4.29億円、約300万ドル)により、ブスマ市及び中央プラトー地方ナグレオンゴ市において、国内避難民とホストコミュニティ向けに合計300戸の住宅建設、水へのアクセス改善、コミュニティセンター(ブスマ市の「女性の家」、ナグレオンゴ市の若者センター)の整備、都市農業や食品加工、ビジネス研修を通じた生計向上支援などを行うものです。
 
式典では、ブスマ市で建設された150戸の住宅の鍵が、最も脆弱な立場にある国内避難民やホストコミュニティの世帯に引き渡されました。長島大使は挨拶の中で、プロジェクトは単に「家を建てる」だけでなく、被災世帯の尊厳と将来への希望を取り戻すことを目指すものであり、日本は今後もブルキナファソと連帯し、脆弱な人々を支える取組を続けていく旨を述べました。
 
(参考)本案件の書簡交換は、令和4年12月23日に行われました。