見返り資金による「シドワヤ編集総局輸送・情報機器整備計画」引渡式典
平成27年12月18日
2015年10月13日,ワガドゥグ市内において,シドワヤ編集総局が,ノン・プロ無償(注1)見返り資金(注2)による「シドワヤ編集総局輸送・情報機器整備計画(約7,800万円)」引渡式典を開催し,ブルキナファソ政府を代表して,ニキエマ暫定国家評議会関係担当通信大臣兼政府報道官,ジダ・シドワヤ編集総局長が,日本政府を代表して二石大使が参加しました。
政府系新聞「シドワヤ紙」を発行するシドワヤ編集総局は,1984年,通信省の傘下にシドワヤ(モシ語で「真実が来た」の意)編集局として設立され,31年間の間,ブルキナファソ内外に情報を発信し,ブルキナファソ政府の社会経済開発計画を同国民に周知し,また,ブルキナファソの文化を世界中へ普及促進する役割を担ってきました。シドワヤ編集局は,2012年には,11の地方局を開設し,記者及び特派員を配置する等,記者の機動力と取材力,サービスの向上に力を入れる一方で,情報機器及び印刷機器の老朽化,車両の不足や悪化といった深刻な問題に直面していました。
今回,見返り資金により,デスクトップパソコン(50台),編集用デスクトップパソコン(15台),取材用キット((1)デジタルカメラ,(2)ICレコーダー,(3)インターネット接続用USB,(4)データ保管用USB,(5)ノートパソコン)(40セット),スキャナー(4台),レーザープリンター(15台),外付ハードディスク(80台),車両(11台),バイク(12台)を新たに供与することで, ブルキナファソ政府が国家コミュニケーション計画(PNC:2012-2020年)において,優先目標として掲げている「市民による情報へのアクセスの改善」,「報道分野におけるインフラ・技術能力の強化」に資することが期待されます。
式典において,二石大使からは,シドワヤ紙は,「表現の自由」の強化を通じて,ブルキナファソの「法の支配」,「民主主義」及び「良き統治」の構築に尽力している旨,また,シドワヤ編集総局に対する本供与を通じて,日本は報道の自由の促進を図るブルキナファソ政府を支援していく旨述べました。
ニキエマ暫定国家評議会関係担当通信大臣兼政府報道官は,メディアは民主主義のバロメーターであると述べ,メディアの重要性を強調しました。また,同大臣は,大統領選挙・国民議会議員選挙の前に,シドワヤ編集総局が本支援を受けたことにより,ブルキナファソの民主主義と発展のプロセスに貢献する旨述べ,日本に対して感謝の意を表しました。
ジダ・シドワヤ編集総局長は,本式典を一足早いクリスマス,二石大使をサンタクロースと喩え,日本国政府及び日本国民に対して心より感謝の意を表すとともに, 日本・ブルキナファソ間及び日本大使館・シドワヤ編集総局間の強固な関係を称賛しました。
政府系新聞「シドワヤ紙」を発行するシドワヤ編集総局は,1984年,通信省の傘下にシドワヤ(モシ語で「真実が来た」の意)編集局として設立され,31年間の間,ブルキナファソ内外に情報を発信し,ブルキナファソ政府の社会経済開発計画を同国民に周知し,また,ブルキナファソの文化を世界中へ普及促進する役割を担ってきました。シドワヤ編集局は,2012年には,11の地方局を開設し,記者及び特派員を配置する等,記者の機動力と取材力,サービスの向上に力を入れる一方で,情報機器及び印刷機器の老朽化,車両の不足や悪化といった深刻な問題に直面していました。
今回,見返り資金により,デスクトップパソコン(50台),編集用デスクトップパソコン(15台),取材用キット((1)デジタルカメラ,(2)ICレコーダー,(3)インターネット接続用USB,(4)データ保管用USB,(5)ノートパソコン)(40セット),スキャナー(4台),レーザープリンター(15台),外付ハードディスク(80台),車両(11台),バイク(12台)を新たに供与することで, ブルキナファソ政府が国家コミュニケーション計画(PNC:2012-2020年)において,優先目標として掲げている「市民による情報へのアクセスの改善」,「報道分野におけるインフラ・技術能力の強化」に資することが期待されます。
式典において,二石大使からは,シドワヤ紙は,「表現の自由」の強化を通じて,ブルキナファソの「法の支配」,「民主主義」及び「良き統治」の構築に尽力している旨,また,シドワヤ編集総局に対する本供与を通じて,日本は報道の自由の促進を図るブルキナファソ政府を支援していく旨述べました。
ニキエマ暫定国家評議会関係担当通信大臣兼政府報道官は,メディアは民主主義のバロメーターであると述べ,メディアの重要性を強調しました。また,同大臣は,大統領選挙・国民議会議員選挙の前に,シドワヤ編集総局が本支援を受けたことにより,ブルキナファソの民主主義と発展のプロセスに貢献する旨述べ,日本に対して感謝の意を表しました。
ジダ・シドワヤ編集総局長は,本式典を一足早いクリスマス,二石大使をサンタクロースと喩え,日本国政府及び日本国民に対して心より感謝の意を表すとともに, 日本・ブルキナファソ間及び日本大使館・シドワヤ編集総局間の強固な関係を称賛しました。
注1: ノン・プロジェクト無償資金協力(ノン・プロ無償)とは,被援助国の国内において必要とされる資機材の輸入を支援するものと位置づけられ,我が国から供与された資金を用いて被援助国政府が資機材を調達するもの。 注2: 見返り資金とは,ノン・プロ無償等により調達された資機材を被援助国の国内市場で民間企業等に売却し,得られた対価を被援助国の国内通貨で積み立てたもの。資金は,被援助国と我が国との協議後,被援助国の経済・社会開発を目的とした事業に使用される。 |
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二石大使のスピーチ | ニキエマ通信大臣,暫定国家評議会関係担当,政府報道官のスピーチ |
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供与品:車両の前で記念撮影 (写真左から,ジダ・シドワヤ編集総局長,二石大使,ニキエマ通信大臣,暫定国家評議会関係担当,政府報道官のスピーチ,サワドゴ・シドワヤ理事) |
供与品:バイク全12台 |