平成27年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「ブルキナファソ平穏かつ信頼出来る選挙実施支援計画」署名式
平成27年8月31日
2015年6月29日,在ブルキナファソ日本大使館において,民主主義と経済社会発展に関する調査研究グループ代表のソメ・レオポルド氏と二石特命全権大使は,平成27年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「ブルキナファソ平穏かつ信頼出来る選挙実施支援計画」に関する贈与契約の署名を行いました。本式典には,カファンド・ビクター憲法評議会構成員,ズグモレ・アダム・レジ国家独立選挙委員会(CENI)東部責任者,ヤメオゴ・ルター・NGOディアコニア・ブルキナファソ事務所代表が参加しました。
2014年10月末,ブルキナファソでは,旧与党勢力が憲法の大統領三選禁止条項を改正するための決議を国民議会において強行しようとしたことにより市民蜂起が発生し,27年に渡るコンパオレ政権が崩壊しました。現在は,国内社会の合意の下に発足した文民主導の暫定政権が,2015年10月に実施予定の大統領選挙及び国民議会議員選挙の準備を進めています。しかしながら,政変による混乱に起因する景気減速等から資金調達は困難を極め,暫定政権は,国民への啓発活動,選挙監視,選挙運営に必要な資金について,ドナー国,国際機関,NGOに広く支援を求めていました。
今回,日本が民主主義と経済社会発展に関する調査研究グループを支援し,中央地方カディオゴ県のワガドゥグ市(首都)及び首都郊外において,大統領選挙及び国民議会議員選挙に先駆けた有権者啓発活動・広報活動,選挙当日に選挙監視活動を実施することで,自由・公正・透明性のある選挙を実現し,さらに,ブルキナファソの民主化に貢献することが期待されます。
式典において,二石大使より,選挙は民主主義を促進する重要な要素であると説明し,また,民主主義,良い統治,安定,持続的発展は密接に関連しており,これらがブルキナファソにおいて一層強化されるよう,透明,公正かつ信用出来る選挙が実施されることを望む旨強調しました。
民主主義と経済社会発展に関する調査研究グループ代表であるソメ・レオポルド氏からは,市民社会の選挙への関与を可能とさせる本支援に対して謝意を表明しました。また,レオポルド氏は,本年10月に実施が予定されている大統領選挙・国民議会議員選挙は,ブルキナファソの民主主義にとって重要であり,可能な限り広く一般に開放され,白熱した競争下で行われなければならないと述べ,選挙プロセスにおける市民社会の役割の重要性を強調しました。
【案件概要】
・事業名:平成27年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「ブルキナファソ平穏かつ信頼出来る選挙実施支援計画」
・被供与団体:民主主義と経済社会発展に関する調査研究グループ
・プロジェクトサイト:中央地方カディオゴ県ワガドゥグ市(首都)及び近郊6村落共同体
・供与限度額:69,660ユーロ(9,752,400円)
2014年10月末,ブルキナファソでは,旧与党勢力が憲法の大統領三選禁止条項を改正するための決議を国民議会において強行しようとしたことにより市民蜂起が発生し,27年に渡るコンパオレ政権が崩壊しました。現在は,国内社会の合意の下に発足した文民主導の暫定政権が,2015年10月に実施予定の大統領選挙及び国民議会議員選挙の準備を進めています。しかしながら,政変による混乱に起因する景気減速等から資金調達は困難を極め,暫定政権は,国民への啓発活動,選挙監視,選挙運営に必要な資金について,ドナー国,国際機関,NGOに広く支援を求めていました。
今回,日本が民主主義と経済社会発展に関する調査研究グループを支援し,中央地方カディオゴ県のワガドゥグ市(首都)及び首都郊外において,大統領選挙及び国民議会議員選挙に先駆けた有権者啓発活動・広報活動,選挙当日に選挙監視活動を実施することで,自由・公正・透明性のある選挙を実現し,さらに,ブルキナファソの民主化に貢献することが期待されます。
式典において,二石大使より,選挙は民主主義を促進する重要な要素であると説明し,また,民主主義,良い統治,安定,持続的発展は密接に関連しており,これらがブルキナファソにおいて一層強化されるよう,透明,公正かつ信用出来る選挙が実施されることを望む旨強調しました。
民主主義と経済社会発展に関する調査研究グループ代表であるソメ・レオポルド氏からは,市民社会の選挙への関与を可能とさせる本支援に対して謝意を表明しました。また,レオポルド氏は,本年10月に実施が予定されている大統領選挙・国民議会議員選挙は,ブルキナファソの民主主義にとって重要であり,可能な限り広く一般に開放され,白熱した競争下で行われなければならないと述べ,選挙プロセスにおける市民社会の役割の重要性を強調しました。
【案件概要】
・事業名:平成27年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「ブルキナファソ平穏かつ信頼出来る選挙実施支援計画」
・被供与団体:民主主義と経済社会発展に関する調査研究グループ
・プロジェクトサイト:中央地方カディオゴ県ワガドゥグ市(首都)及び近郊6村落共同体
・供与限度額:69,660ユーロ(9,752,400円)
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式典中,民主主義と経済社会発展に関する調査研究グループ代表のソメ・レオポルド氏(写真左)の隣でスピーチを行う二石大使(写真右) | 式典への参加者による集合写真 (写真中央左:二石大使,写真中央右:カファンド・ビクター憲法評議会構成員,写真宅上旗の後ろ:民主主義と経済社会発展に関する調査研究グループ代表のソメ・レオポルド氏) |