平成27年度在外公館文化事業「2015年度空手日本大使杯」

平成27年12月22日
2015年8月22日及び23日の2日間,平成27年度在外公館文化事業の枠組みにおいて,ワガドゥグ市内青少年体育教育スポーツ学院(INJEPS)にて,在ブルキナファソ日本大使館及びブルキナファソ空手連盟との共催により,2015年度空手日本大使杯が開催されました。
 
本大会は,計100名(ワガドゥグ市内,地方)の選手が参加し,形(かた)と組手(くみて)の個人・団体戦にて優勝を争う空手大会で,日本大使杯としては,1999年に当時ブルキナファソを兼轄していた在コートジボワール日本国大使館が開催してから5回目,2009年に在ブルキナファソ日本国大使館が開館してから2回目の開催となりました。
 
23日に開催された決勝戦には,政府から,ノンブレ・暫定国家評議会第一副議長,ナクルマ・スポーツ余暇省次官,モネ国防・退役軍人省次官及びティエンドレベオゴ憲法評議会評議員が,地方自治体からはガンピン・ワガドゥグ市臨時行政部会長が,治安関係者からはザグレ統合参謀総長及びタルパガ警察庁長官が,文化関係者からはラルレ・ナーバ(モシ族の長の文化大臣)及びパセレ・マネガ博物館館長が,スポーツ関係者からは,ヤメオゴ国内オリンピック委員会委員長及びスポーツ連盟関係者が参加したほか,選手の家族,報道関係者,青年海外協力隊(青少年活動(空手)),在留邦人等幅広い層が集まりました。
 
決勝戦の開会式では,サワドゴ空手連盟会長,二石大使,ナクルマ・スポーツ・余暇省次官によるスピーチの後,団体戦(男子形・組手,女子形・組手)及び個人戦(男子形・組手,女子形・組手)の決勝戦が行われました。その後,青年海外協力隊の青少年活動(空手)隊員である,甲斐隊員及び谷中隊員による演武が披露され会場は終始観客300名の歓声と熱気に包まれました。
 
参加した選手達からは「他の道場に所属する選手とも接する良い機会になった。前回の空手日本大使杯よりも選手のレベルが上がっており,練習への意欲が沸いた。」,観客からは「空手を身近で見られる貴重な機会となった。観客席の子供たちは組手や団体形を食い入るように見ていた。」という声が寄せられました。
 
本事業がブルキナファソにおいて知名度の高い日本の武道である空手の振興に寄与すると同時に,当国における我が国に対する関心の増大及び対日理解の促進に役だったと考えます。

 
開会式の様子-サワドゴ空手連盟会長のスピーチ 開会式の様子-二石大使のスピーチ
開会式の様子-ナクルマ・スポーツ余暇省次官のスピーチ 開会式の様子-前回総合優勝したチームから優勝杯返還(写真左:二石大使)
決勝戦の様子-男子個人形(写真後ろはVIP席) 決勝戦の様子-男子組手(写真後ろはVIP席)
決勝戦の様子-女子団体形(写真後ろは選手控え席) 青年海外協力隊青少年活動(空手)隊員2名による形の演武(写真右:甲斐隊員,写真左:谷中隊員)
 
表彰式の様子-ワガドゥグ市内のチームが総合優勝(写真右から2番目:二石大使,写真中央右:サワドゴ空手連盟会長)