平成26年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「中央東部地方クリテンガ県3市井戸建設計画」引渡式
平成27年12月28日
15日,クリテンガ県クーペラ市トゥルグ・ヤルセ村にて,平成26年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「中央東部地方クリテンガ県3市井戸建設計画」にかかる引渡式が行われ,被供与団体であるココセ・ナビコメ開発協会を代表してサンドゥイディ・クリストフ会長が,日本政府を代表して二石昌人特命全権大使が参加しました。また,ブルキナファソ政府を代表してウエドラオゴ・イルワヤ・クリテンガ県知事が,地方自治体からザンファラ・ママ・クーペラ市臨時行政部会長が,ヤルセ村からは,伝統的首長及び公立小学校長他が参加しました。
ブルキナファソにおいて安全な水を利用できる人々の割合は,都市圏では80.0%ですが村落部では58.5%と依然低水準にあります(2013年,ブルキナファソ政府)。村落部では,河川や水溜りの水を調理用水や飲料水として利用する住民が多く,水因性疾患を発症する要因となっています。
今回,日本がココセ・ナビコメ開発協会を支援し,中央東部地方クリテンガ県の3市(クーペラ市,バスクレ市,アンデムテンガ市)において深井戸を1基ずつ建設することにより,対象地域の住民約1,400人に安全な水が供給されます。これにより住民の水因性疾患が減少し,対象地域における農業・畜産の生産性が向上するだけでなく,女性の社会活動(教育,農業,商業)が促進されるなど,対象地域の生活の向上が期待されます。
式典において,二石大使は,生命にとって不可欠かつ最重要のものである水を不断に,また質量ともに十分に確保することは,国の社会経済開発に資する旨述べました。また,二石大使は,水不足は人間の安全保障にとって脅威であり,飲み水へのアクセスを確保しようとする全てのイニシアティブを奨励・支援するために本計画への支援を決定した旨述べ,ココセ・ナビコメ協会の努力を称賛するとともに,同協会及び住民に対して本計画によって建設された井戸の適切な維持管理を求めました。
ザンファラ・ママ・クーペラ市臨時行政部会長からは,ブルキナファソ国民が水,特に飲み水の不足やその質の悪さに苦しんでいる旨説明し,本計画によって建設される井戸により,三市全ての地元住民が飲み水の需要を満たし,ひいては住民の健康状態の改善,農業の促進等が見込まれる旨述べ,日本政府及び日本国民に対して繰り返し感謝しました。
サンドゥイディ・クリストフ・ココセ・ナビコメ開発協会会長は,支援対象であるクーペラ市,バスクレ市及びアンデムテンガ市の3市で活動を続けていくなかで深刻な飲み水の問題が明らかになったことから,市と協働して本計画の要請を出すこととなった経緯を説明するとともに,日本政府及び日本国民に対して感謝の意を表しました。
【案件概要】
・事業名:平成26年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「中央東部地方クリテンガ県3市井戸建設計画」
・被供与団体:ココセ・ナビコメ開発協会会長
・プロジェクトサイト:中央東部地方クリテンガ県3市(クーペラ市,バスクレ市,アンデムテンガ市)
・資金供与額:供与限度額36,191 ユーロ(4,632,448 円)
ブルキナファソにおいて安全な水を利用できる人々の割合は,都市圏では80.0%ですが村落部では58.5%と依然低水準にあります(2013年,ブルキナファソ政府)。村落部では,河川や水溜りの水を調理用水や飲料水として利用する住民が多く,水因性疾患を発症する要因となっています。
今回,日本がココセ・ナビコメ開発協会を支援し,中央東部地方クリテンガ県の3市(クーペラ市,バスクレ市,アンデムテンガ市)において深井戸を1基ずつ建設することにより,対象地域の住民約1,400人に安全な水が供給されます。これにより住民の水因性疾患が減少し,対象地域における農業・畜産の生産性が向上するだけでなく,女性の社会活動(教育,農業,商業)が促進されるなど,対象地域の生活の向上が期待されます。
式典において,二石大使は,生命にとって不可欠かつ最重要のものである水を不断に,また質量ともに十分に確保することは,国の社会経済開発に資する旨述べました。また,二石大使は,水不足は人間の安全保障にとって脅威であり,飲み水へのアクセスを確保しようとする全てのイニシアティブを奨励・支援するために本計画への支援を決定した旨述べ,ココセ・ナビコメ協会の努力を称賛するとともに,同協会及び住民に対して本計画によって建設された井戸の適切な維持管理を求めました。
ザンファラ・ママ・クーペラ市臨時行政部会長からは,ブルキナファソ国民が水,特に飲み水の不足やその質の悪さに苦しんでいる旨説明し,本計画によって建設される井戸により,三市全ての地元住民が飲み水の需要を満たし,ひいては住民の健康状態の改善,農業の促進等が見込まれる旨述べ,日本政府及び日本国民に対して繰り返し感謝しました。
サンドゥイディ・クリストフ・ココセ・ナビコメ開発協会会長は,支援対象であるクーペラ市,バスクレ市及びアンデムテンガ市の3市で活動を続けていくなかで深刻な飲み水の問題が明らかになったことから,市と協働して本計画の要請を出すこととなった経緯を説明するとともに,日本政府及び日本国民に対して感謝の意を表しました。
【案件概要】
・事業名:平成26年度対ブルキナファソ草の根・人間の安全保障無償資金協力「中央東部地方クリテンガ県3市井戸建設計画」
・被供与団体:ココセ・ナビコメ開発協会会長
・プロジェクトサイト:中央東部地方クリテンガ県3市(クーペラ市,バスクレ市,アンデムテンガ市)
・資金供与額:供与限度額36,191 ユーロ(4,632,448 円)
式典前,歓迎の杯を頂く二石大使(写真中央) | 式典中,スピーチをする二石大使(写真中央) |
クーペラ市の伝統的首長ナーバ・ヤムデ(写真左)から贈呈品を受け取る二石大使(写真右) | 完成した井戸を視察する二石大使(写真左から二番目)やクーペラ市の伝統的首長ナーバ・ヤムデ(写真右から二番目) |