平成26年度補正予算対WFP「ブルキナファソに於けるマリ難民への食糧支援及び強靱性の確保,食糧安全保障,栄養不良との戦い」引渡式
平成27年9月30日
2015年7月7日,ワガドゥグ市内にて,平成26年度補正予算対WFP「ブルキナファソに於けるマリ難民への食糧支援及び強靱性の確保,食糧安全保障,栄養不良との戦い」にかかる食糧の引渡式が行われ,ブルキナファソ政府からは,フランソワ・ロンポ農業・水資源・衛生・食糧安全保障大臣及びアメデ・プロスペル・ジゲムデ保健大臣が,国連世界食糧計画(WFP)を代表してジャン・シャルル・デイ同ブルキナファソ事務所代表が,また,日本政府を代表して二石大使が参加しました。
ブルキナファソはサハラ砂漠南端に位置する内陸国で,国土の大部分が乾燥しており,ブルキナファソにおける農業生産は不安定な気候の影響を強く受けています。また,2013年以降,マリ北部を占拠したイスラム過激派による戦禍から逃れブルキナファソ国内の難民キャンプで暮らすマリ難民の数は,現在でも3万人を超えます(2015年6月時点)。
このようななか,マリ難民への食糧支援,飢餓の軽減,栄養状態の改善,強靱性の確保を目的として,WFPを通じて本支援が実施されることは,2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,日本政府が推進を表明した,対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」に資することが期待されます。
式典において,二石大使より,総量1,341トンの食糧からなる本援助は,栄養不良との戦い,農村部の脆弱な国民の強靱性強化,現地産の食糧購買促進及びマリ難民支援といった,ブルキナファソ政府によるWFPを通じた活動を支援するものであり,妊産婦及び乳幼児を始めとする10万人以上の脆弱な国民の支援につながるものであると強調しました。また,二石大使は,日本政府による支援が,栄養不良に苦しむ脆弱な国民の生活の質の向上及び社会発展に貢献することを期待する旨述べました。
また,フランソワ・ロンポ農業・水資源・衛生・食糧安全保障大臣は,食糧安全保障の分野における日本政府及び日本国民による我が国に対する絶え間ない支援に深謝を表し,ブルキナファソ国民が食糧不足の困難に直面しているなか,日本の連帯,ブルキナファソ国民の生活の質の向上を支援する本支援を高く評価しました。
さらに,ジャン・シャルル・デイWFPブルキナファソ事務所代表は,ブルキナファソ国内7地方における栄養不良との戦い及び農村部の脆弱な国民の強靱性向上,現地産の食糧購買促進及びマリ難民支援といった活動を対象にした本支援によって,10万人以上もの栄養不良に苦しむ人々が支援される旨,日本政府及び日本国民に対し,感謝を表明しました。
【案件概要】
・事業名:平成26年度補正予算対WFP「ブルキナファソに於けるマリ難民への食糧支援及び強靱性の確保,食糧安全保障,栄養不良との戦い」
・供与額:500万米ドル
ブルキナファソはサハラ砂漠南端に位置する内陸国で,国土の大部分が乾燥しており,ブルキナファソにおける農業生産は不安定な気候の影響を強く受けています。また,2013年以降,マリ北部を占拠したイスラム過激派による戦禍から逃れブルキナファソ国内の難民キャンプで暮らすマリ難民の数は,現在でも3万人を超えます(2015年6月時点)。
このようななか,マリ難民への食糧支援,飢餓の軽減,栄養状態の改善,強靱性の確保を目的として,WFPを通じて本支援が実施されることは,2013年6月に開催された第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において,日本政府が推進を表明した,対アフリカ支援策の基本理念である「人間の安全保障」に資することが期待されます。
式典において,二石大使より,総量1,341トンの食糧からなる本援助は,栄養不良との戦い,農村部の脆弱な国民の強靱性強化,現地産の食糧購買促進及びマリ難民支援といった,ブルキナファソ政府によるWFPを通じた活動を支援するものであり,妊産婦及び乳幼児を始めとする10万人以上の脆弱な国民の支援につながるものであると強調しました。また,二石大使は,日本政府による支援が,栄養不良に苦しむ脆弱な国民の生活の質の向上及び社会発展に貢献することを期待する旨述べました。
また,フランソワ・ロンポ農業・水資源・衛生・食糧安全保障大臣は,食糧安全保障の分野における日本政府及び日本国民による我が国に対する絶え間ない支援に深謝を表し,ブルキナファソ国民が食糧不足の困難に直面しているなか,日本の連帯,ブルキナファソ国民の生活の質の向上を支援する本支援を高く評価しました。
さらに,ジャン・シャルル・デイWFPブルキナファソ事務所代表は,ブルキナファソ国内7地方における栄養不良との戦い及び農村部の脆弱な国民の強靱性向上,現地産の食糧購買促進及びマリ難民支援といった活動を対象にした本支援によって,10万人以上もの栄養不良に苦しむ人々が支援される旨,日本政府及び日本国民に対し,感謝を表明しました。
【案件概要】
・事業名:平成26年度補正予算対WFP「ブルキナファソに於けるマリ難民への食糧支援及び強靱性の確保,食糧安全保障,栄養不良との戦い」
・供与額:500万米ドル
![]() |
![]() |
式典中,スピーチを行う二石大使(写真左) | 日本の国旗が入った食糧をロンポ農業・水資源・衛生・食糧安全保障大臣(写真左)に手渡す二石大使(写真中央) |
![]() |
![]() |
スピーチ後,日本政府により援助された食糧が保管されている倉庫を見学する二石大使(写真右から二番目) | 式典への参加者による集合写真 (写真中央右:二石大使,写真中央左:フランソワ・ロンポ農業・水資源・衛生・食糧安全保障大臣,その左:アメデ・プロスペル・ジゲムデ保健大臣,右から2番目ジャン・シャルル・デイWFPブルキナファソ事務所代表) |